老神心霊研究所
顕幽の境界
一霊媒の見た幽界物語
| 独り身だから応える |
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| 作者 老神いさお | |
| 2004/10/11 Monday 00:00:00 JST | |
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とある露天風呂を楽しんでいた時、外に一本の立木のある事が妙に気になった。 ……たった一本だけ、ぽつんと立つ樹木、または、周囲が平坦な地に、ただ一つある山などは、古来から信仰の対象となってきました。 『そうだよねぇ。富士山もぬきんでているからただ一つの山に見えるし、筑波山なども信仰の対象となっている。樹木などもやはり間違いというか、目立つ一本が信仰の対象で、林の中のありふれた立木が信仰されているなどというのは聞かないよなぁ。何でだろう?』 ……自然霊というのはとても協調性が高いのです。ですから、同じような山や石、同じような樹木ばかりだと、お互いが遠慮しあって出しゃばるものが無く、代表が決まらないから自ずと沈黙することになります。周囲に比べるものがなければ自ずとそこに、一つの精霊が立って受け答えするから、人に感応されやすくなるのです。 『でも、仲間が多い方が力が強くはならないのかな?』 ……自然霊は人の都合では動きませんから。 『ああ、受け答えはしても、所詮は挨拶だけという訳か。なるほど確かにその通りだ。』 ……人生は頼るものではなく、人自らが生きることですよ。それでいいのです。 『信仰している人が聞けばガッカリするかも』 ……何事にも例外はあります。大切なのはルールではなく、お互いの誠意なのです。 あまりしつこく問うのもみっともないね。…… |
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| 最終更新日 ( 2006/07/24 Monday 21:31:53 JST ) |
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