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老神心霊研究所

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腹のくくり方 PDF プリント メール
作者 老神いさお   
2008/10/23 Thursday 22:48:47 JST

 これも大阪オフ会での話題。


 悪態――境遇の中に居るのが人である。思うままに行かぬ。

 己の努力でどうにかなるなら、努力も出来ようが、己以外、境遇に委ねねばならない事柄は、焦ったところでどうにもならない。

 それゆえ、腹をくくって境遇と向き合わねばならぬのである。……が、それが出来ぬとか?

 ジタバタしても仕方の無い事柄に、人は他に何が出来るというのか? 腹をくくることを厭うなら、後はこじらせ、自らを苦しめることだけが選択肢であろうに。

 どうすれば腹をくくれるか?……他にどうにもならぬ状況なのである。自ら進んで腹をくくらなくても、他の選択肢は自滅の道だけである。つまりは、保身の心配が出来る者なら、おのずと腹はくくられる、または、ジタバタすることの無益さを知るものなら、否応もない。

 にも拘らず、あえて腹のくくり方を知りたいと思うのはなぜか。――境遇への不満に、悪態を吐き、その悪態が我が身を毒していることに気がついていないのだ。

(注、八つ当たりに失敗すれば、人はますますストレスが高じますよね?)

 腹のくくり方を知りたがっているのではなく、腹をくくらずにすむ方法を知りたがっているのである。だからこそ、天はその人に、腹をくくらせる試練を与える。

 逃げるから、追われる。その繰り返しの中にある。  

 境遇に悪態をついたところで、境遇が変わるわけではない。

 
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