老神心霊研究所

顕幽の境界

一霊媒の見た幽界物語

顕幽の境界

 顕幽とは「この世」と「あの世」の意味です。そして、ここでいう、「顕幽の境界」とは私が見た夢のうち、霊的な夢と解釈できたものを集めたものです。
 死後の世界とは想念の世界であるといわれます。想念の世界といは思う事が、実体として感じられる世界のことです。そこでは夢と似て光景が不可思議に変形を重ねていきます。想念の世界=夢の世界とは言いかねますが、しかし、死後の世界の底辺部は、生者と死者とが面会に用いる境涯ともいわれ、人間の睡眠に密接な影響があると考えられています。そして、以下の物語は私の夢の中で見た光景を下敷きにしているのです。
 もう少し詳しく説明するなら、私の見た夢の中で、幾日も記憶に残る、印象の強い夢が題材となっています。さらに特別事情として、夢の中で私は、(文字通り)夢中に体験し、理性で事情を分析できなかった事柄を、覚醒後に理性で分析できたものを集めています。
 必ずしも発端は夢ばかりでなく、妖精譚のように、大自然の中でリラックスしている最中に感じたものを題材にしている事もありますが、理屈で考えるよりも夢で見た光景として受け止めるほうが、書いた甲斐があると私には思われます。

 

 日常の中の、夢と現《うつつ》の境界、そんな中で感じた幽界の出来事をこれからご紹介いたします。