先人の足跡
2010/04/25我が行く道は、先人が踏み固めたもの。
我らは、親の愛を受けてその道を行く。
一人に思えても、無数の人に支えられてこの旅がある。
……その旅が孤独に思えるのは我が見識の狭さ。
……その旅が苦痛に思うのは、己が勤めを知らぬが故。
真っすぐ行けば良いものを……曲がるは心の迷いの表れ。
誰が難しくするのではなく、己が未熟ゆえにその旅が辛い。
未開の荒地を目指してもなお、先人の足跡からは逃げ難い。
なぜ逃げられず、なぜ逃げようとするのか……
そして、先人の足跡を追いながら、先駆者を気取る愚か者。
人は思い、思うから行う。……そして思いを実現し、思いに縛られて破滅もする。
何から逃げようというのか? 目指すところは足跡だらけだというのに。
先頭を行く者は、一人でないことを知っている。
多くのものの助けを得てこそ、辿りつける境地であるが故に。
故に、真の道を歩むものは、敬うことを知っている。
敬うものを知らないものが、荒野をさまようのは心の狭さゆえに。
大衆の中にあって、目を閉じ、耳をふさいで「孤独」と呟くがごとく。
……なぜ目を閉じ、耳をふさぐのか。
その結果得たる苦しみに見合う価値のあることか。
・・・・・・・・・