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薫陶

2006/01/18

2006年 01月 17日


 薫陶――理屈ではなく、人徳によって感化し、教育することをいう。

 心霊主義を論じるに当たり、私は常に「薫陶」を心がける。理詰めで人を追い込むのではなく、また、利益で人を誘導するのではなく、まして暴力的な言動で人を支配するのではなく、共に考え、そうすることが最善の選択であると納得の出来る答を一緒に探すことが大切と思うし、そう背後の霊達から指示されている。
 無論批判もあるだろう。中には、受売りと自慢話だけの悪臭を放つ魂の持ち主からの批判もある。だが批判に批判で切り返すことに意味があるだろうか?

 薫陶せよといわれて、私も出来る限り努力し、芳《かぐわ》しい香《かおり》を立てたいと考えるが、そもそもすべての人はその守護霊から常に薫陶を受けている。それぞれが、それぞれに相応しい香《かおり》を常にまとっているのだ。…… たとえ当人が気がつかぬにせよ。

 だから、心霊主義を学ぶ人は、周囲の波風……人々の感情的な反応に一々反応するのではなく、自分の内側から湧き上がるものを感じ、信じ、それを大切にして生きるのが良いと思う。

 香《かおり》というのは風次第で強くも感じ、又まったく感じなくも成る。それ故に、その香を生かすためにはゆったりとした心で過ごすことが大切だ。……だからこそ、私は精神統一の大切さを訴える。心をゆったりと出来る人ほど、より良く薫陶を受けるのだろうから。

 しっかりと守護霊と結びついた人から見れば、私のような霊媒の薫陶など、下品な安物の香水と同じに思えるだろう。だがそれを私は恥じない。下品で安物の香水とはつまり、初心者に分りやすい香なのだから。……とはいえ、私はただ一人の時を大切に感じる。私自身がその守護霊から薫陶を受ける時間なのだから。


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