‘2005/02/17’ カテゴリーのアーカイブ

一番の活力源

2005/02/17

2005年 02月 17日


 朝の給湯室。同僚が、いかにも疲れたという顔でうなだれている。挨拶しても気の抜けた返事。聞けば風邪が抜けないのだそうだ。

 人は疲れると、栄養のある食事、吸収の良い食事、又はビタミン剤やドリンク類に手を伸す――でも、大切なことを忘れては居ないか? 

栄養がエネルギーに変るには酸素が必要なのである。

 しばし冗談で同僚をなぶり、お互い笑った後で、彼の声は太く張りが出てきた。人間、呼吸が大事だ。食事や水よりも呼吸が大事なのである。そして世間にはいろいろな呼吸法が多々あるが、簡便かつ効果的な呼吸法は実は笑いなのだと思う。

 笑いは疲れを吹飛ばす……実は、思い詰めることで反射の働きが鈍くなり、深い呼吸を忘れた人が、笑いによって当り前の状態に復しただけなのだ。

 人はどうも自分を虐めすぎる。だから笑いが必要なのだ。無意識の自分いじめは、努力では直らない。別なことに気を向けることがいちばん手っ取り早い解決法なのである。

 笑いは人を救う――だがそれには深い意味がある。私が知り得ないいろいろな働きもあるだろう。 ……難しく考える必要もないし、かといってこれで充分だと思うのは向上の放棄に繋がる。 ……笑いは人を救うが、笑いだけで人を救えるわけでもない。

 笑顔を忘れている人には取戻す手伝いをなさい。笑うだけで大抵の問題は解決に向うし、少なくとも解決の糸口をもたらすこともある。――それから先はあなたの霊性の働きのままに、親身に話を聞くのも良し、励ますのも良し、同情を寄せるのも良し、その時こそがつまり、あなたの霊性が試され、磨かれる瞬間なのだ。


過去のしがらみ

2005/02/17

2005年 02月 17日


Q 「考えてみると私は自分という者に対してあまり意識したことがなく、自分があるようでないような感覚で生きてきたように思えます。自分っていったいなんなのだろう?と今は疑問が湧いています。また、自分の生い立ちに何があったのだろう?という変な興味もすごく湧いてきています。半分は知るのが怖いのですが・・・」

・・・・・・・・

A 「幼少時に充分な保護が得られず、懸命に突き進んで来た、ということです。ですが、もうペースダウンしてもよい・・・いや、ペースダウンが遅すぎたぐらいでしょう。息切れしてから我が身を省みても空しいだけ、今ならまだ、人生を楽しめます。

 あなたの生い立ちに何があったにせよ、あなたはあなたです。そしてあなたが何であるのかは、親の都合や望みで決まるのではなく、あなた自身の覚悟、努力と工夫で決まってきます。

 子供は親を選んで生まれてきます。そうでしょう? 先に生まれてきている親に、どうして子供を選別する自由があるというのでしょうか? どんな過去があったにせよ、あなたはそれを覚悟して、その親元を選んで生まれてきたのです。生れや育ちを恥じる必要はありません。むしろ、生まれ落ちた後に不平を言うことこそが、神の前での誓約をないがしろにする天地でもっとも恥じるべき行為であります。

 まして、富貴の家に生まれてもなお堕落して行く人がいることを思えば、不都合の多い家、不都合の多い肉体に宿ることがより難しいということに気がつかれるべきです。

困苦の元に生まれ落ちるのには、相応の実力を必要とするのです。

 一生懸命に生きてきた……それは、人の目を気にするため努力ではなく、自身を抱くための努力なのです。振り返る先を間違えては愚かです。――どうして己を卑下するために苦労があると思うのですか? 実績こそが自信の裏付け、実績の伴わぬ自信などなんと空虚で浅はかなのでしょうか。

 過去を嘆いても未来は変わりません。過去の苦労を生かしてこそ、未来は開けてくるのです。 恐れるべきは過去ではなく、虚ろな未来です。その意味において、あなたは何も恐れる必要はありません。」


お知らせBy老神いさお。

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