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霊査事例: 2005年1月8日(横浜)

2005/01/09

 以下に紹介するのは、精神統一の練習中に得た、参加者・個人あての代表的な霊査です。当然、対象となる相手によって正反対の霊査も出てくる事でしょう。  以下に紹介するのは、精神統一の練習中に得た、参加者・個人あての霊査です。当然、対象となる相手によって正反対の霊査も出てくる事でしょう。 


事例1

  •  『息を吐く、吐いて、吐いて、そして気を緩める』……すると、自然な姿勢になります。 また、あなたの母方の祖母様と思われる霊が、あなたにしがみついているのが見えました。私は、『大丈夫ですから、こちらでお休み下さい。あなたが何か伝えたいのならば、私が承ります』と伝えた所、落ち着かれたようです。
  •  (正月)寝過ぎて身体が凝っていますね。私は、霊査で相手の心に気を配ると同時に、相手の身体の調子に気をくばります。考えてみて下さい。正月は普段よりもご馳走を食べる機会が多く、でも、身体を動かす機会が少ない。では、体内に取入れたエネルギーはどこに行くのでしょう? ……そう、体質にもよりますがイライラに変わりやすいのです。

で、霊査として、

『不平不満が溜まっていますが、夫婦で足を引っ張り合う家もあるのです。自らの境遇の良い所を認めなさい。』

  • 『(あなたは)しあわせよ』と聞こえました。――境遇は分相応なもので、それに不満を抱いては人は幸せになれるはずもありません。今の境遇を上手に活用して、幸せを掴む工夫をなさってください。
  • 『利口とバカを使い分けてください』――分かっていてもどうにもならないこと、理屈通りに行かぬ事は多々あります。そういう時にも理屈を通そうとするから角が立ちます。ダメで元々、バカになった気分で理屈から離れて努力することも大切ですよ。

事例2

  •  (ダイエットしようといっていたのを聞いて) 『腹を引っ込めるよりも、胸を張って生きなさい。漢《おとこ》なら』
  • 『邪気を吐きなさい』……(実技指導)
  • 『理想を持ちなさい。生業以外の仕事も大切です。』
  • 心の裏表が強いですね。それは、罪悪感を抱いているからです。人間だから当たり前……そういう気持ちを大切にしてください。……心の裏表を統合するためにも、理想を掲げ、短所よりも長所をしっかり見て生きることが有益となります。また、霊感が発揮できない人は、裏表の強い人と言って間違いではありません。

事例3

  •  『○○に負けない~などと、考えず、自分にとっての幸せを考えなさい。』
  •  『不平不満は上手に発散しなさい。身体(の不調)やお酒等で発散しないこと。』『幸せを掴むのは簡単です。でも、身を慎まなければ、つまらぬものしか捕まりません。ふて腐れば自分が醜くなり、醜くなれば損をするのは自分自身です』
  •  『自己表現のバリエーションを増やしましょう。』――時と場合によって色々な自分を演出できるようにしましょう。一つの自分しか持てなければ深みが出ません。

事例4

  •  『先を見て、足元を見て、気配りをして、でも油断しない。よし。』……油断という言葉はとても興味深い言葉だと感じます。その語源をきちんと調べたことはありませんが、ここでいう油断は、ランプの油ぎれをいうのでしょう。油断で火を消せば、真っ暗な中で油を足し、そして火を灯さなければ成りません。それは大変な作業ですね。ですから、油断しないというのは、火が消えて始めて気がつくのではなく、火が消える前の気配りが大切だということです。それはつまり、物事の表面だけを観察していてはダメで、その内面に気配りをしてこそ、油断せずに済むわけです。
  •  通勤も楽しそうですね。……『直接伝えるので、霊媒の中継は不要』と聞こえました。
  •  『心霊一致』――心の裏表の統一が出来ています。とても宜しい。

事例5

  •  『言うと見えなくなる』……自分が話している時、人は自分の知恵だけで一杯になります。人は聞いている時、他人の知恵で一杯になります。
  •  『石の上にも三年』……これは三年間我慢しろという意味ではありません。石の上で座禅を組み三年間、必死に修業せよという意味です。三年間まつだけでいいなら、石よりももっと座りやすいものがあるでしょう。
  •  『人(従業員)を財産としない人は、客を神様として扱えません』……人の価値を学ぶことです。お客を足のついたサイフと見なさないこと。客が客を呼んでくれる場合もあるし、仕事を手伝ってくれる人もお客の中から現れるかも知れません。持っておりお金の代償だけでお客の価値を決め手はいけません。付加価値を見抜くことも大切なのです。
  •  体力の衰えに不安を抱いていらっしゃると感じました。――『老いればこそ、出来ることがあります』……年齢相応の魅力と実力を発揮なさってください。人生の本番はこれからなのです。

事例6

  •  『同意してあげることです』……ダメだ、というから話が拗れます。相手が納得するまで話に同意してあげることです。
  •  『良い所を探す』……仕事の技能を、対人関係にも生かしてください。
  • あなたにも 『直接伝えるから良い』と聞こえました。ただ、あなたのお母様が、そっとあなたの様子を窺っている姿が見えました。時々電話をなさってください。

Q 「結構電話していますが?」……電話をすればいいというものではありません。親は、頼られなければ寂しいものです。何とか、頼る口実を作ってください。

  • 『気配りされるのは気持ちの良いものです』……自分が気持ちよいのだから、人もきっと喜ぶでしょう。気配りの出来る人、気配りの価値の判る人になって下さい。

事例7

  •  『客観的に見なさい。大局を見なさい。』……気を配るべき事はたくさんあります。ここだけ見ればよいという便利な視点は存在しません。そして、一つしか見えなくなった時、人は失敗する準備が出来たということなのです。どんなに忙しくても、どんなに辛くても、客観的に、そして大局を見る目を失ってはいけません。視点を失うのは破滅を受け入れたというに等しいことです。
  •  『一人で苦労しているのではありません。ただ、味方の姿があなたには見えないだけです。』
  •  『家族皆、苦労の総数は同じ、ただ、表現の方法が違うだけです。そして、片づくのには時間が掛ります』
  •  『ただ祈るだけです』――大変なのはよく分かります。でも、良い智慧もなければ、うまい手もない。ならば今はただ祈るだけです。

霊査事例: 2005年1月7日(ML)

2005/01/08

 以下に紹介するのは、精神統一の練習中に得た、参加者・個人あての代表的な霊査です。当然、対象となる相手によって正反対の霊査も出てくる事でしょう。  以下に紹介するのは、精神統一の練習中に得た、参加者・個人あての霊査です。当然、対象となる相手によって正反対の霊査も出てくる事でしょう。


総論

 昨年は大変災害の多い年でした。一月中は比較的穏やかだと思います。でもそれ以降はやはり不安です。

 が、――人は不幸になるために生まれてきたわけではありません。世の中には、幸せを当たり前として、不幸を祟りの所為にする人も多いものですが、私どもは、幸せに感謝し、不幸を自業と思って甘受するつもりで頑張りましょう。人を恨まぬ限り、あなたの方には常に、守護霊の手が置かれていることをお忘れ無く。

事例1

 女性にとりまして、涙を流すというのは生理的な必然性があると聞きます。しかし、涙を流すのに感情的な理由付けが必要と思い込む女性が多いものです。「自分に素直になる」というと、どうも感情に流されることと勘違いする人も多い……泣きたければ泣いて良いのです。ただ、そこに無駄な理由をつけぬ事です。

 もっと、自分に対しても、家族に対しても冷静に……特に自分の身体に対しては、猫よりも大切に扱って下さい。――理で扱う方が幸せな場合もあれば、情が大切な場合もあります。それぞれを大切になさって下さい。――それがあなたの今年のテーマだと思います。

事例2

 新しい仕事に励んで下さい。心配は後回しにすることです。
 そもそもあなたは、自信家で人の評価が気にならぬ人でした。また孤独に強く寂しさにも耐えられる人でした。ただいつの頃からか、下手に出る方が無理が少ないことに気がついて、弱い女を演じるようになり、今となっては、どれが本当の自分であるのか分からなくなってしまった。

 私はそれを嘘つきだとか、汚いだとかとは、全然思いません。処世術というのは、使い方を間違えなければ周囲にとっても優しい行為といえるからです。

 ただ、自分を見失ってはいけません。何が本当の自分であるのかを忘れたら、どう使用して良いかも見えなくなるからです。

 そもそも、自分に自信を持ち、孤独に耐えられるというのは、守護霊との絆が強かった証です。それが、世の中のご機嫌を取り始めた時から、絆を見失ってしまったのです。その絆を改めて握り返しましょう。

 絆……それが今年のあなたのテーマといえます。

事例3

 大切なことは、言葉で表せる事柄の枠外にある――信頼関係という土台がなければ、どれほど達者な話術を持っていてもお互いに誤解が生じないはずもありません。――今のあなたの課題は、言葉を越えたコミュニケーション技術です。ところが油断するとあなたは言葉に翻弄されて自分を見失います。

 言わなくとも分かること――それを大切に自分に磨きを掛けて下さい。今年のあなたのテーマは理解力、大切になさって下さい。

事例4

 表面的な理解で安心してはいけません。例えば、植木に水を遣ることを思い浮かべて下さい。木に勢いが無く、葉がしおれだしてから水を遣るのでは手遅れです。土が乾いてきたら水を遣る。それが大切なのです。これは、ご主人や、親御さんや、お姉様達にも当てはまります。見るからに元気がなくなってから心配するのは手遅れなのです。予兆に気を配ることが大切です。今年のあなたのテーマは、一歩踏み込んだ観察眼です。

 嗚呼、もっともあなたのご主人は、そういう気配りを迷惑がりますが……その辺は上手にやって下さい。


事例5

 仕事上のことで、色々と計画を練っている姿が見えます。ですがそれは、理屈ばかりが先行していて、妨害に弱い性質があります。そもそも、人の多くは理よりも情で動きます。理を通されると立場を失う人が多いから、弱い人ほど情を強く利用します。

 ですから、仕事上の計画を立てるなら、情をなだめることを大切にし、さらには、一つや二つの障害があっても変更しつつも結果を追い掛けられるような柔軟な計画を心がけて下さい。中には、わざと廃案にするようなブラフも大切です。

 対人関係には誠意が大切ですが、メンツの問題は誠意よりも工夫が大切ですよ。

 今年のあなたのテーマは、理と情の歩み寄り……情を活かして理を通す工夫です。

事例6

 おおむね良し、と聞こえました。特に、あなたの今年一年に向けての抱負はとても良いと感じます。ただ、一つ釘を刺したい……といわれました。

『あなたが相手をしているのは大人なのです。その事を忘れて甘えている人を大事にすると、あなたも一人の人間で、自分自身の責任を持っていることを、ついつい忘れてしまいがちになります。お互い、毅然といたしましょう。それが長い付き合いには大切ですよ』

 あなたの今年のテーマは、個人の責任の範囲を見極めることです。


助長

2005/01/05

2005年 01月 04日


 間違ったらやり直せばいい――というのは簡単です。ですが、人間は限りある時間の中で生きています。悔いる時間は誰にも充分に与えられるかも知れませんが、やり直すチャンスを得られる人はそう多くはありません。

 助長――木も草も、それぞれが伸びる速さがあります。早く成長させようとして無理に引っ張れば千切れたり、枯れたりと、ろくな事にはなりません。助けようとする心意気は大切でも、過ぎた助けは害になります。親切なのは確かに美徳ですが、くれぐれもご注意を、過ぎたる助長は相手を傷つけ、あなたも傷つけることになるのです。

 天の機、地の利、人の和――古来から勝利の三要素ですが、順位については人の和、地の利、天の機の順とされています。そして、人々が霊感に求めるのは主に天の機ではありますまいか? ならば、むしろ、まず人の和を固めることこそがなにより重要であると思われます。すべての人に霊感の恩恵はくだりませんが、が、人の和を固めるのに霊感は不要です。

 どうか、己が持たぬ才能に頼るよりも、己の持つ才能を活かすことを心がけて下さい。天は人に二物を与えず――時として、二物も三物ももつ人が現れますが……本来これは、人の持つ可能性は皆平等、ただ、活用できる人と、出来ぬ人がいるのだ……ということなのです。

 焦らぬ事です――なまじ答えを知れば、待つことが辛くなるだけ……という場合もあります。そして、物事が成るには、相応の時間が掛ります。焦って助長をしても、かえって枯らすことにも成ります。時として、ただひたすらに待つことが必要な場合も多いのです。

 私は心霊を学んでいるからね―― 私の師の、そのまた師に当る方は、心霊(主義)を宣伝するなと教えました。

「決して宣伝してはいけません。ただ、あなたが幸せになり、周囲の人から『どうしてあなたはそんなに幸せなの?』と問われた時に、『私は心霊を勉強しているからね』と答えればよいのです」と、いったのです。人と分け合う気持ちの強い方々にとっては当惑する話かも知れません。しかし、私はなによりも自分が幸せになることが大切なことだと思います。それは人を犠牲にしても幸せになりたい……という意味ではなく、言葉でなく、背中を見せることで幸せへの道を示すことを重視するということです。

 つまり、私の背中についてきてご覧、きっと幸せにしてあげるから……そう思える(口にはしない)のが、私のいう、心霊主義だからです。

 稼ぎ方を教える――迷える人がいれば、つい答えを教えたくなる物です。しかし、与えられた答えは一つの答えでしかありません。悩んだ末にたどり着く結果は、答え意外にも多くの実りを与えます。そう、努力は結果以外にも多くをもたらすのです。

 ですから、人に教えてやるのではなく、その人の良さを見つけてあげましょう。――ただ、金を与える人よりも、稼ぎ方を教える人の方が尊いのです。それこそが、福徳と功徳の違いでもあります。似て非なるもの、その差は、月とすっぽんなのです。

 皆様、焦らずに参りましょう。そして共に向上の道を歩みましょう。


貧乏人根性

2005/01/04

2005年 01月 03日


新年早々、辛気くさい話で恐縮ですが……実は年末に取った話題です。いや、年末に公開した方がさらに辛気くさく思えることでしょう。

・・・・・・・

暮れの忙しさにあたふたしているある時、すれ違った車に深いな思いをしたある瞬間、

『まったく、ああいうのを貧乏人根性と呼ぶのだ』……と霊聴が聞こえました。取り敢えず帰宅するまで待って改めて書き留めました。

……では、どういうのを貧乏人根性と呼ぶのですか?

『贅沢が出来ぬ性質《たち》、のんびり出来ぬ人を指して貧乏性と呼ぶが、これは字とは異なり恥じるべき事ではない。むしろ美徳である。まして人は往々、貧乏性の人に頼り切るではないか。愛されることであるし、勤勉さがあれば正しく蓄財し、いずれは富も人望も集められよう。

『対して、貧乏人根性というのは、貧乏が似合う人、貧乏になるべき人の心根・根性を言う。これはとても醜い心を指すのだ。

『頭を使うべき時にくだらぬ事にうつつを抜かし、努力するべき時に愚痴をこぼし、助言を受けている時に不信に囚われ、幸せになりたいと言いながら、幸せの意味を知らない。勉強するといえば役に立たぬ事ばかり。ものの価値も知らずにミソ糞で、くだらぬ事に大金を払い、大切なものに金を惜しむ。たいそうな夢を抱いてはいるが、実現するのに人を頼って、人任せ。そのくせ礼儀知らずで品もない。

『そもそも人には分相応というものがある。人品卑しくとも金持ちに離れるが、人品卑しければ金を得ても尊敬は受けない。ところが、貧しくとも品が良ければ人から尊敬されていくものだ。まして人間的な魅力も持たずに、どうして人が自分のために働いてくれると思うのだろうか? ……そういう虫の良いことを考えているから、有能な人から嫌われ、くだらぬ人から利用されていく。

『貧乏人な性格を貧乏人根性と呼ばれるのではなくになるのではなく、貧乏になるべき人だから貧乏人根性と呼ばれる。……つまり直すべき事は別にあるが、根性は容易に変えられぬ。』

……つまり愚痴?

『いや、お前の愚痴に迎合して見せただけだ』

……ま、たしかに。

『船底に穴が開いていたら、水を掻き出すよりも先に栓をすることだ。栓をせずに、大騒ぎしていたらそのうち船は沈むだろう。騒いで命は助かっても船は沈む。船が沈めば残るのは世話の掛る役立たずだけ……この仕組みが分からずにジタバタあがいているからいつまでたっても幸せになれん。助かろうとして不幸になる。幸せになるためには何が必要なのかがさっぱり分からん、分かるはずもない。何せ、幸せが何かも知らんのだから。

『欲を追い掛け、見栄を張って、利口ぶる。これが人間の業で、善し悪しなんぞ程度の問題に過ぎん。愚かであることを知って恥じるものも、愚かであることから目を背けるのも救いようのない大バカ、バカなりに努力をしたバカ者だけが幸せの糸口を掴むし救いようもある。

『どりゃ、そなたもさっさと休んで、明日みっちりと働け、どうせバカでも、救いのあるバカなら、朝日に何か感じようぞ。』

……はいはい。


小社(神社)の再興プロジェクトについて

2005/01/02

 すでに昨年のことですが、町内で荒廃している小社(神社)の再興についての相談を受けました。むろん、神社毎に事情は異なることでしょうが、ご参考までに回答を編集して公開致します。

純粋霊媒的な返答

 すでに神霊はお去りになられております。従いまして、改めて御霊を込める所から始める必要があります。それを忘れて人だけを集めると妖怪邪気の住処になります。すると、近隣のご家庭に変な病人が出ることになるかと思われます。

 人を集めることはなるほど神社維持の基本要素に思われるでしょうが、それ以前に、やはり神霊を招く上で、長く大切にする旨の誓詞・誓約が大切となりましょう。中途半端な気持ちでやれば、かえって災いの方が強くなります。せめて、閉鎖するにあたっては、御霊抜き……的な行事、ようするに神霊にお休み頂く為の祭司を行う必要があります。

 なお、それ以上のことは全く見えも、感じもいたしません。ようするに、霊界――さらには神界のご意向としては、心意気があれば応じても良いが、わざわざ神様が「ここに新しい神社を造れ」等というつもりはなさそうです。

 更にいえば、今時は業界再編・リストラの時代、宮司の常駐せぬ小さな神社は統廃合する通いというのが霊感の背後の雰囲気にあります。

心霊研究家的(悪智慧的)な返答

 一般受けを狙って、恋愛問題とか、金銭問題、またはボケ、ガン、受験問題などの解消といった御利益を宣伝するのはお止めになることです。どうせ神霊的な御利益はないし、御利益のない神社を造るのは、世間には冗談で通っても、神界から見たらただの罪作りです。まして進んで罪を作るのは悪人以外の何物でもありません。――つまり、企画者達が死後に苦労するのは心霊的な常識とお考え下さい。

 では、神霊の助けなく御利益がちゃんとあって、しかも需要があるのは何か……それこそが、考えるべき問題で、それに応じて神霊が働きかけてくれることになるわけですが、まあ、私も思う所があり、また、自分の実力を試したい部分もあります。つまり、私ならこう作る……というモデルケースとしてお返事します。

 まず、正当な神社の欠点を埋める、隙間産業的な神社が必要です。

1,24時間営業――私自身、一時引き籠もり的な霊障時代があったため、嬉しいのは24時間参拝可能な神社――大抵の神社は夜間どころか扉が閉めっきりで御神鏡が見えません――ガラス張りで内部に常夜灯が灯っていることです。また、犯罪に利用されるのが怖ければ、敷地内に何枚も鏡を貼ると良いでしょう。自分の眼が見えると、悪い事というのはなかなか出来ないものだからです。

2,白砂――最近は防犯グッズの一環として、足音が出やすい砂が売られています。通路にそれを敷き詰めることをお勧めします。というのは人心は足音に出るからです。歩いて足音が出る砂は、人心転換の重要な小道具となります。

3,愚痴封じ――姑息なアイデアですが案外有効と想像します。私が心霊相談をしていて痛切に思うのが、愚痴をいう相手がいないが為に苦しみを増している人が案外多いということです。つまり、愚痴というのは、案外心の安定を図る上で有益ですが、聞かされる方はとても辛いということ、そこで……

「不平不満を封印いたします。――この穴にあなたの不平不満を吹き込んで下さい。当神社でお祓いお清めをいたします。なお、吹き込んだ後は気持ちを切り替え、同じ不平不満を口にせぬように努力して下さい。三度同じ不平を吹き込むと、神様の御加護を失います」

 という看板の下に、声を吹き込む筒を置くのです。心霊家としていうのなら、筒の先には瓶《かめ》をおき、瓶の中には(事前にお祓いを済ませた)竹炭を数本置いておくと良いでしょう。そして、定期的――だいたい、一月に一回、その竹炭を焼いて、神官にお祓いしてもらえば言うことはありません。

 人間、愚痴をはき出せるだけで、ずいぶんと心清く生きられるものだと私は踏んでいます。それ故に、キリスト教では懺悔室があり、神道では大祓を行いますが、懺悔は大袈裟で、大祓の意味を知る人は稀でしょう。それゆえ……自動販売機的、機械的な懺悔室を作るのは、案外、需要があるのではないか……と思えるのです。

 念のため申し上げますが、不平不満は低級霊を呼び寄せますし、愚痴はだいたい、三回以上同じ愚痴を繰り返すと、堂々巡りに陥って抜け出しにくくなります。逆に、一二回だけと限定すると、気分転換に大きな効果があります。――これはとても重要で、注意書きを掲載せずに置くと、何度も同じ愚痴をこぼした人が、愚痴に狎れてその神社を軽んじてしまいます。回数制限をする事で緊迫感が生じると同時に、いわば免責事項として、心得の悪い人から神社の名誉を守ることが出来ます。

 また、他人の愚痴を聞く仕事は、扱う人の心を荒ませますから、本当にビジネスライクに済ませられる人か、しっかりとした神霊の援助を必要とします。というわけで、掛け持ち&月一の通いでいいから、神官をおき、定期的にお祀り(祭祀、お祭りではなく、お祓い程度でよい)をする必要があります。また、相当粘り強い神霊を必要としますが、それは神社再興の際に趣旨:愚痴封じの神社――として、ご祈祷を願えば、神界がご配慮下さるはずです。

 4,カワラケ割り――私のお気に入り鎌倉宮(神社)には、「カワラケ割り」なるものがあります。1個百円で素焼きの小皿(カワラケ)を売り、そのカワラケに、各自勝手に不平不満を吹き込んで、敷地の石にぶつけて割らせるのです。これが結構ストレス発散になります。不肖私は、チャンスがあれば、五百円以上使いますな。――これも、心霊家的に言えば、ぶつける対象の石やカワラケの破片を定期的にお祓いする必要があると思います。

 いずれにせよ、願望成就を売り物にした神社は、往々、その御利益が嘘くさくなりがちですが、ストレス発散を目玉にした神社は、心霊的にいえば浄霊が重要になるものの、その効果に嘘・偽りはありません。――まあ、品がないのは事実ですが、需要があることも事実です。

以上、ご参考までに。


2005年 01月 02日

 まあ、下手な小細工をしなくても、地域の人々が大切に思っているなら、それが何よりだと思うのですが。

2010年 01月 03日

お知らせBy老神いさお。

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