‘2005/01/02’ カテゴリーのアーカイブ

小社(神社)の再興プロジェクトについて

2005/01/02

 すでに昨年のことですが、町内で荒廃している小社(神社)の再興についての相談を受けました。むろん、神社毎に事情は異なることでしょうが、ご参考までに回答を編集して公開致します。

純粋霊媒的な返答

 すでに神霊はお去りになられております。従いまして、改めて御霊を込める所から始める必要があります。それを忘れて人だけを集めると妖怪邪気の住処になります。すると、近隣のご家庭に変な病人が出ることになるかと思われます。

 人を集めることはなるほど神社維持の基本要素に思われるでしょうが、それ以前に、やはり神霊を招く上で、長く大切にする旨の誓詞・誓約が大切となりましょう。中途半端な気持ちでやれば、かえって災いの方が強くなります。せめて、閉鎖するにあたっては、御霊抜き……的な行事、ようするに神霊にお休み頂く為の祭司を行う必要があります。

 なお、それ以上のことは全く見えも、感じもいたしません。ようするに、霊界――さらには神界のご意向としては、心意気があれば応じても良いが、わざわざ神様が「ここに新しい神社を造れ」等というつもりはなさそうです。

 更にいえば、今時は業界再編・リストラの時代、宮司の常駐せぬ小さな神社は統廃合する通いというのが霊感の背後の雰囲気にあります。

心霊研究家的(悪智慧的)な返答

 一般受けを狙って、恋愛問題とか、金銭問題、またはボケ、ガン、受験問題などの解消といった御利益を宣伝するのはお止めになることです。どうせ神霊的な御利益はないし、御利益のない神社を造るのは、世間には冗談で通っても、神界から見たらただの罪作りです。まして進んで罪を作るのは悪人以外の何物でもありません。――つまり、企画者達が死後に苦労するのは心霊的な常識とお考え下さい。

 では、神霊の助けなく御利益がちゃんとあって、しかも需要があるのは何か……それこそが、考えるべき問題で、それに応じて神霊が働きかけてくれることになるわけですが、まあ、私も思う所があり、また、自分の実力を試したい部分もあります。つまり、私ならこう作る……というモデルケースとしてお返事します。

 まず、正当な神社の欠点を埋める、隙間産業的な神社が必要です。

1,24時間営業――私自身、一時引き籠もり的な霊障時代があったため、嬉しいのは24時間参拝可能な神社――大抵の神社は夜間どころか扉が閉めっきりで御神鏡が見えません――ガラス張りで内部に常夜灯が灯っていることです。また、犯罪に利用されるのが怖ければ、敷地内に何枚も鏡を貼ると良いでしょう。自分の眼が見えると、悪い事というのはなかなか出来ないものだからです。

2,白砂――最近は防犯グッズの一環として、足音が出やすい砂が売られています。通路にそれを敷き詰めることをお勧めします。というのは人心は足音に出るからです。歩いて足音が出る砂は、人心転換の重要な小道具となります。

3,愚痴封じ――姑息なアイデアですが案外有効と想像します。私が心霊相談をしていて痛切に思うのが、愚痴をいう相手がいないが為に苦しみを増している人が案外多いということです。つまり、愚痴というのは、案外心の安定を図る上で有益ですが、聞かされる方はとても辛いということ、そこで……

「不平不満を封印いたします。――この穴にあなたの不平不満を吹き込んで下さい。当神社でお祓いお清めをいたします。なお、吹き込んだ後は気持ちを切り替え、同じ不平不満を口にせぬように努力して下さい。三度同じ不平を吹き込むと、神様の御加護を失います」

 という看板の下に、声を吹き込む筒を置くのです。心霊家としていうのなら、筒の先には瓶《かめ》をおき、瓶の中には(事前にお祓いを済ませた)竹炭を数本置いておくと良いでしょう。そして、定期的――だいたい、一月に一回、その竹炭を焼いて、神官にお祓いしてもらえば言うことはありません。

 人間、愚痴をはき出せるだけで、ずいぶんと心清く生きられるものだと私は踏んでいます。それ故に、キリスト教では懺悔室があり、神道では大祓を行いますが、懺悔は大袈裟で、大祓の意味を知る人は稀でしょう。それゆえ……自動販売機的、機械的な懺悔室を作るのは、案外、需要があるのではないか……と思えるのです。

 念のため申し上げますが、不平不満は低級霊を呼び寄せますし、愚痴はだいたい、三回以上同じ愚痴を繰り返すと、堂々巡りに陥って抜け出しにくくなります。逆に、一二回だけと限定すると、気分転換に大きな効果があります。――これはとても重要で、注意書きを掲載せずに置くと、何度も同じ愚痴をこぼした人が、愚痴に狎れてその神社を軽んじてしまいます。回数制限をする事で緊迫感が生じると同時に、いわば免責事項として、心得の悪い人から神社の名誉を守ることが出来ます。

 また、他人の愚痴を聞く仕事は、扱う人の心を荒ませますから、本当にビジネスライクに済ませられる人か、しっかりとした神霊の援助を必要とします。というわけで、掛け持ち&月一の通いでいいから、神官をおき、定期的にお祀り(祭祀、お祭りではなく、お祓い程度でよい)をする必要があります。また、相当粘り強い神霊を必要としますが、それは神社再興の際に趣旨:愚痴封じの神社――として、ご祈祷を願えば、神界がご配慮下さるはずです。

 4,カワラケ割り――私のお気に入り鎌倉宮(神社)には、「カワラケ割り」なるものがあります。1個百円で素焼きの小皿(カワラケ)を売り、そのカワラケに、各自勝手に不平不満を吹き込んで、敷地の石にぶつけて割らせるのです。これが結構ストレス発散になります。不肖私は、チャンスがあれば、五百円以上使いますな。――これも、心霊家的に言えば、ぶつける対象の石やカワラケの破片を定期的にお祓いする必要があると思います。

 いずれにせよ、願望成就を売り物にした神社は、往々、その御利益が嘘くさくなりがちですが、ストレス発散を目玉にした神社は、心霊的にいえば浄霊が重要になるものの、その効果に嘘・偽りはありません。――まあ、品がないのは事実ですが、需要があることも事実です。

以上、ご参考までに。


2005年 01月 02日

 まあ、下手な小細工をしなくても、地域の人々が大切に思っているなら、それが何よりだと思うのですが。

2010年 01月 03日

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