‘2004/11/26’ カテゴリーのアーカイブ

人は誰に嘘をつく?

2004/11/26

2004年 11月 25日


 忙しさの中にも、メール相談などが舞い込むと、忙しさが逆に励みになって、「嗚呼! 生きて居るなぁ~」等と感じるのだけど、それが私の魂にとって本当に良い状態とはいえないのが辛い所です。忙しさというのは自分の弱点を覆い隠してくれる利点があります。だから、自分の弱さを自覚している人ほど忙しさの中に埋没しようとする。

 人間が、一番嘘をいう相手は誰か……自分自身なのですよ。「私は正直者だ、一度も嘘をついたことがない。」……という人であっても、自分に嘘をついていない人はまずいない。『しかたないさ』『本当は好きじゃなかった』『どうせ詰らなかったさ』……等と、常に自分に言い訳をしている。

 それが良いとか悪いとかという問題ではないのです。くどいようですが、心霊思想が従周するのは善悪ではなく、理……理に適うか、適わぬかということなのですから。

 で、誰も他人に騙されればいい気持ちはしません。一方で、自分が自分に嘘をついてもそれは誰に迷惑をかけるわけでなし……と寛大になってしまうこともあります。……が、それはとんでもない大間違いなのです。

 考えても見てください。いつも嘘をついている人をあなたは信じられますか? ――では、いつも自分に嘘をついている自分を信じることが出来ますか?

 「自信がない」という人はとても多いものですが、自信とは、自らを信じることなのです。自分が嘘つきであることを知っている人がどうして自信を持てるでしょうか? そして、日常的に自分に嘘……(柔らかく言い換えるなら)言い訳を重ねている人が自信を持つ事が出来たとしたら、それは好んで詐欺師に騙されるようなものだと思いませんか? 自ら選んだことだからどんな結果になっても悔やまない……ナンセンスです。

 さらにナンセンスな話があります。人が自分に嘘をつくものなら……人が語る「嘘でない」話に、一体どれだけ真実が含まれているというのでしょう? ある人の言葉に嘘がないとしても、その人は自分に騙されているのかも知れないのです。いわば、真実を語るその人と一緒に、騙されてしまうかも知れません。

 『そんな人とは思わなかった……』 他人に嘘をつく人よりも、自分に嘘をつく人の方が多いのです。ですから、相手も実は嘘の被害者かも知れない……そう、自分を騙すのは他人に迷惑をかけていないのではなく、何が真実であるのか判らなくするという大きな障害であるのです。

・・・・・・・

 心に傷をもつ人は多い。そして、その傷に触れずに会話をするのはまるで綱渡りのようなスリルがあります。更にいえば……心に傷を持ち、会話に注意が必要な人が三人集まったら……何を言っても傷に触れてしまい、もう何も言えなくなってしまいます。……結局、心に傷はないと信じる人の嘘に付合って、嘘を言わなければならなくなるとしたら……それは優しい行為のようでいて、何やらおかしくはないでしょうか。

 『他人に嘘を強要する人』……て、死後にどんな天国に行くのでしょう?

 『真実を語ってはいけない』……という人にどんな未来が待っているのでしょう?

 傷を化膿させて死に至らしめるのが優しさであるというなら、それは地獄の倫理としか思えない。すなわち、永遠に続く苦悩の輪廻から人を逃すことがない、その為の法律のようにしか見えないのです。……まあ、そういう境涯もあるのでしょう。私の境涯とは異なる。それだけのことです。

 ただ、私はなるべく真実を語りたい。真実があまりに痛みを生むなら、せめて沈黙を守ることで正義と優しさのバランスを取りたいと思う。優しさを理由に嘘を強要する奴なんて、悪魔の手先にしか思えないのです。……で、今の世の中、悪魔の手先も確かに多いが、 他人に嘘を強要する人もあまりに多すぎて大変だと思います。

 嘘って、安上がりな優しさかも知れませんが、一つ嘘をつくと、嘘が嘘を呼び、いずれ何が本当であるのか判らなくなるという恐ろしさがあります。……自分も周囲も迷わす。――真っ直ぐ歩くのも難しい人生に於いて、ぐるぐる回って果たして目的地を見失わずに済むのでしょうか? いかなる事情があろうと、嘘をつくと、想像も難しい害があり、想像が難しいが為に、害にあっても理解できず、自分で自分を騙して当人だけが幸せなつもりになることがある。これはつまり、道を間違っていることに気がつくまで、莫大な時間が掛るということなのです。続に「馬鹿は死ななきゃ直らない、死んで直った馬鹿もない」等と申しますが、それはつまり、何度も生まれ変わらなければ直らない、いや、何度生まれ変わっても直らないという意味とも取れます。

……私が、前世の話を隠したがる理由の一つです。前世の過ちは、往々何度も繰り返す……

 例えば宗教で人生を誤った人は、たとえ宗教で誤らなくとも、口論で人生を誤るし、前世で自殺した人は、物事を途中で投げ出して完成させることが出来なかったり……心霊思想は、向上を至上命題とするわけですが、現実問題として直らぬ人の方が遙かに多いのが霊媒のジレンマです。心霊思想を説きながら、同時に無力感を味わっているのですから。


己への嘘

2006年 03月 30日

 

勝利を譲る。 負けたくないから。

譲っても悔しくているから、心は常に負けている。

 

勝ちを譲っても、勝てなくても。

根っからの敗北者であることを、自認しない苦しさ。

 

勝利の方法を知らない愚かさ。

いや、勝利の意味を知らない暗さ。

 

そして自分を騙し続ける。

勝利の日なんて永遠に来ないのに。


呪縛を解く

2006年 04月 06日

 

人間は生れてこの方、実に多くの嘘で自らの心を固めてきた。いや、嘘と言うより暗示を掛けてきたというべきか。

「出来ない、出来るはずがない」……と自分の可能性を諦め、「無理を押しつけて」……と相手のせいにし、正当な手段を諦めて、姑息、不正に手を出し始める。

「誰にも迷惑を掛けていない」「いいじゃないかこれぐらい」「もっと悪い奴が居る」……と悪事がエスカレートし、露見すれば「どうして私だけ」……と、開き直る。

一つ一つは、なにやら道理が通り、論理的にも見えるが、創造性の欠片もない。……創造のない、浪費だけの人生に陥っている。

それがあなたに行き詰りをもたらしている。他者の助けを必要とするが故に、主体性を持って生きられないあなたの現状を産んでいるのだ。

自らに掛けた暗示を一つ残らず解いて始めて、人は自由という言葉の真の意味を知るのだろう。だが、自由に至たる道のりは創造性の試練でもある。今まで創造性を眠らせてきた人々には容易な道のりではない。


姿勢が大切

2006年 09月 05日

 

 スポーツや力仕事では姿勢が大切だ。適切な姿勢をとらなければ充分に力を発揮できないし、ケガの恐れもある。いや、ディスクワークにだって姿勢は大切だ。……わざわざ霊媒に指摘されるまでもあるまい。

 だが、身体の姿勢は各自注意するとして、心の姿勢に気を配っている者がどれだけいるだろう?

・・・・・・・

 「あの子は良い子なんだけど、どうして……」

 表面は磨き上げても、内心はどうか? 溢れんばかりの不平不満を笑顔で覆い隠しているのを良い子と呼ぶのはこの世だけの話である。

 「あの真面目な子が、どうして……」

 人生哲学しているようでいて、頭の中は不満と言い訳をいったり来たり。

 自分に都合が良ければ、神様に感謝するが、自分に不都合であれば神様に呪いの言葉を吐く……正しい道程なんて知りもしないのに。

・・・・・・・

 人生の大事にもかかわらず、いつでも逃げ出す覚悟の……へっぴり腰

 重さも知らずに安易に手を出す……押っ取り刀

 手を出せばケガをし、手を出さなければ飢えるこの現実。

・・・・・・・

 価値の解るものを尊び、価値の解らぬものを侮る愚かさ……自分に足らぬものがあるからこそ、行き詰まっているのに。救いの途は己の理解を超えたところにある。が、理解できないものに、騙さずに……または誤解せずにいられようか?

 突き詰めれば答は己に返っていく。不可知なるものに救いを求めなければならないところに騙される原因があると。

 「侮り」と「依存」とは表裏一体。――弱い者が侮り、侮るから力を得られずに敗北を重ねる。勝利や達成よりも、相手を侮る事で満足するからこそ、弱者なのに。

 心の姿勢が悪いから……弱く、心の姿勢が悪いから……強くなれず、心の姿勢が悪いから……絶望する。

 絶望もまた、悪しき心の姿勢であるが、それはつまり今までの心の姿勢の積み重ねの結果である。

・・・・・・・

 姿勢を正すべきだ。嘘でも良いから正しく生きようとするべきだ。

 

 

 

 ……だが、嘘で満足し、嘘で終わる多くの人々。


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