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子猫豹変

2004/07/24

 夢の中で私はパソコンの前に坐っていた。心なしかキーボードの周りがきれいだった。そこに二匹の子猫が現れた。どうも片方は、もう一方の影のように感じなくもないから、おそらくこの子猫も寝ていて想念の世界に紛れ込んだのだろう。

 この影は無視して話を進めるが、一匹の子猫が机の周りを駆け回る。それはもうキーボードの上もべたべたと踏みつけている。

 「こらこら邪魔じゃないか」と猫をどけようとすると、気に入らないのか噛み付こうとする。余りしつこいのでとうとう叩いてしまったら、猫が憎しみで黒ずみ身体も心なしか大きくなった。噛み付こうとする子猫ともみ合うたびに猫がどんどん大きくなり、いつしか私よりも大きくなってしまった。

 私も恐怖心から必死に抗うが、子猫の憎悪が、他の猫達を呼び寄せてしまい、まるで竜巻のようになって私の周りを駆け巡っている。もみ合いが続きふっと気がついた、もつれた糸はほぐすのにはコツがある……一瞬で静けさが戻り薄暗い中に想念が生み出す黒い霧が未だに漂っている。

 すると突然、女性の声が聞こえた。

『生き物はみな、生きるのに忙しいから、一つ恨みをいつまでも抱えつづける事は出来ません。もっと目先の大切な問題に気を捕られて恨みを忘れてしまうものです。特にか弱い子猫にしてみればいちいち恨んでいては身が持ちはしません。でも、身体を失って想念だけになれば、いくらでも恨みを大きくしていけるのですよ。

『子猫のささやかなイタズラだって、扱いを間違えれば化け猫のように育ててしまう事にもなります。人の魂は理屈を大切にしますから中々犬猫の霊とは接点がありませんが、一度拗れると、頭を下げても、わびをいっても獣には伝わらぬ事をよく覚えておきなさい。』

 支配霊の一人の声だった。これは授業だったのだ……でも怖かった。理屈云々ではなく下腹部にどっしりと恐怖感が腰を据えている。

 うん、でも、この夢の中でディテールをはしょった部分は、怪談話のネタにつかえるかな……とそろばん勘定の様な負け惜しみを心に浮かべつつ、又眠りの深みに落ちた。

お知らせBy老神いさお。

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