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ある霊感少女への手紙

2002/08/21

このページは、ある少女に送ったメールが下地になっています。

参照・心霊相談室「霊感発現」


沈黙を学んでください

 あなたが、自分が見聞きしたものを、周囲の人に信じてもらいたくている、その気持ちは良くわかります。しかし、霊感のあるあなたならば、目の前に怖い姿の霊がいるか、いないかを判断することが出来るでしょうが、あなたのお母様たちには、その判断が出来ないのです。ですから、あなたから霊の話を聞いた人たちは、もうとっくに目の前から霊がいなくなったとしても、悪さをされるのではないかと、怯えなければなりません。

 たとえばあなたなら、恐ろしい相手でも身を守るために必死になることが出来るでしょう。でも、霊が見えない人たちは、一体どうやって霊と戦い、身を守ればよいのでしょうか?

 怯えるぐらいなら、いっそい居ないと信じるほうが楽なのが人間なのです。あなたのお母様はあなたを信じようとして、一生懸命ではありますが、自分自身で見えない以上、あなたを信じるのにも限界があります。それは信じられなくなるという意味ではなく、信じることに耐えられなくなるということなのです。そのことを決して忘れるべきではありません。今からお母様の心をすり減らしていると、あなたが本当に一人ではどうにもならない時、お母様があなたの味方が出来なくなってしまいます。

 ですから、沈黙を学んでください。 

強くなってください

 世間では、霊能者というと霊よりも強い人のことだと思われていますし、大抵の霊能者もそう盲信しています。しかし、人々が気がつかない霊の気配を感じられるというのは、要するに敏感であるということなのです。人よりも敏感ということは、人が痛いと思わないことでも痛いと感じるということなのです。

 世間の人が霊を怖がるのは見えないからなのです。しかし、いずれ人々は気がつきます。霊感の鈍い人とは、霊の影響を受けにくい人であって、別に怖がらなくても霊から危害を加えられることがないのです。もし、危害を加えられるなら、たとえ見えなくても体で霊の気配を感じられるはずなのです。

 霊を怖がるのは、霊能者が騒ぎ立てるからだ……そう周囲の人にばれた時、あなたは居場所を失います。もちろん、影響を受けにくいといっても、長い時間かけてじわじわと時間をかけ、人々を不幸に導くような因縁霊も見かけるものですが、普通の人は見えない因縁霊よりも、霊能者の方がよほど気持ち悪いのが本音なのです。

 そんな霊能者に好んで近づきたがるのは、よほどの事情があるか、利用しようとしていることを警戒しなければなりません。ですから、あなたは人に信じてもらえなくても自分を信じて生きられるように、強くならなければなりません。

 

自分を確立してください

 また、人の持っている才能というのは、過ぎたるものがあれば欠けたものがあるのが普通です。霊感の持ち主も、大抵は、霊感の反動として、繊細すぎたり、過敏で情緒が不安定であったりするものです。霊感の強いことのメリットを周囲の人が認めてくれるなら、欠点と相殺ということで、あなたのことを認めてくれることもあるでしょう。

 しかし、ただ、霊が見えるというレベルの霊感では、怖い話をして脅かす嫌な人ぐらいにしか思われないのが普通です。その上、繊細で弱く、情緒不安定であったら、周囲の人は交際を面倒に思うことでしょう。仮にあなたに同情する人がいても、霊感も除霊能力 を持つ人でないと、何も出来ず、あなたへの同情心を負担に思うようになってしまいます。

 あなたが人並みか、それ以上の心の強さと落ち着きを手に入れられない限り、あなたは自分と同等な霊感の持ち主と互いに同情しあいながら付き合うか、さもなければ自分よりも霊感の強い人を頼りながら生きることしか出来ないのです。

 自由とは、「自《みずから》に由《よ》る」と書きます。

 自在とは、「自《みずから》に在《あ》る」と書きます。

 人にすがっていては、自由になれず、人に頼っては自在になれません。いち早く、自分を確立してください。さもなければ人に振り回されだけで、あなたが不幸になってしまいます。

 

いち早く幸せを見つける力

 人よりも敏感であるということは、人よりも容易に不幸になるということです。でも、反対に、人よりも容易に幸せになれるということでもあります。そして、霊感は、人よりも先に幸せを見つける力でもあるのです。悪い霊を目で追うのではなく、その反対に善い霊がいるのを見つけて、誰よりも先に、誰よりも大きな幸せを見つけてください。

 それは世間一般でいう、幸せとは大きく違うかもしれません。でも、世間のいう幸せとは、しょせん死んでしまえば消えてなくなる、わずか百年ほどの寿命しかないはかないものなのです。 それに対してあなたが本当に幸せと思えるものは、千年先にだって通用する幸せなのですよ。その幸せを掴むことが出来ないとしたら、それは、霊感を正しく使わなかった結果といえます。

 自分の持って生まれた才能を、天国に向かうために使うのか、地獄に落ちるために使うのか。いまだ幼いあなたが判断するには荷が重いことでしょうが、わずか百年程度の人間の寿命を、幸せになるために有意義に使うためには、決断は早いほうがいいのです。

 大抵の人々は、死の間際に自分の過去を振り返り、後悔するのです。どうにもならなくなってから後悔するのと、避けられない現実を幼い内から見ることが出来るのと、一体どちらが幸せなのでしょうか。

 

お幸せに

 幸せになってください。辛い時には相談に乗ります。しかし、私にも生活があり、他にも相談者がいるのです。ですから、あわてられてもどうにもならないこともあります。 だから、とことん辛くなるまで我慢せず、なるべく早めに相談するように心がけてください。


補足


敵を間違えないでください

 あなたが恐れるべきは悪霊・怨霊の類ではなく、縁(関わり)の深さです。

 どんな悪党であろうと、あなたとの縁が浅ければ、さしたる害の無いうちに離れる事になるでしょう。しかし、悪意を持たないただの未熟な人であっても、あなたとの縁が深ければ、長い時間をかけて、あなたに果てしない害をいつまでも与え続けるでしょう。

 あなたが仮に、不思議な除霊法を学び、恐れる悪霊がいなくなったとしても、争うことでそこに縁が生じます。あなたはいまだ若く、老いは遠い先のこととしても、あなたが悲しいとき、病で苦しいとき、そしていつか訪れる年老いたときに、あなたが縁を結んだ悪霊たちに報復されないとは限りません。

 力で争うことは、最後の手段であるばかりか、最悪の手段であることを忘れてはなりません。

 たとえば人がこの世で憎みあい、殺しあったとしても、肉体の破滅によって人の心が消え去るなら、人の憎しみはわずか百年ほどで地上から消え去ることでしょう。しかし、あなたは肉体の死によって、人の心が消え去らないことをすでにご存知ですね。

 魂が不滅であるならなおの事、憎しみは不毛を生み出します。

 

助け合うために必要なこと

 争いが不毛であると、対を成すのが、助け合いの大切さです。

 この世にいる誰一人として、あなたのために生まれてきた人はいないと考えてください。誰も皆、自分の人生を完結するために地上に生まれ来ているのです。ですから、あなたがどれほど人々の助けを必要としても、人々は自分を危険にさらしてまで、あなたを助けようとはしないでしょう。それが当たり前であることを良くわきまえてください。人から親切にされたとき、決してそれを当たり前と思ってはなりません。

 そして、周囲の人々があなたに冷淡な態度を示したとしても、あなたはそれを恨んではなりません。皆それぞれ自分が大事なのであって、あなたが思うほど、あなたのことを真剣に考える人など居ないと考えたほうがよいでしょう。つまり、冷淡な態度とはむしろ自然な態度であって、あなたに好意を向ける人がいるなら、その下心を心配しなければならないのです。

 人の態度が心配になるのは、あなたがその相手を重視しているからなのです。価値を認めない相手の動向など、春風ほどにも気にかからないのが人間なのです。ですから、あなたが誰かの態度が気障りになった時は、それだけ相手の価値を認めているのだと、自分の心を省みてください。

 自分が必要とする相手だからこそ、腹が立つ。しかし、喧嘩になれば助けが得られませんし、必要な相手だからこそ腹が立っているのです。つまり、喧嘩したくなる相手とは、喧嘩の後に頭を下げずにはいられない相手であるということなのです。

 助け合うために必要なことは、相手の価値・目的を正しく認めることと、あなた自身が自分を認めることなのです。

 無理に人を好きになる必要はありません。でも、人を嫌いにならないように注意いたしましょう。人を憎むとあなたの心が傷つくのですから。

 

人を裏読みしないでください

 人の下心が心配だからといって、人の心の底・腹の底を覗こうなどと思ってはいけません。誰も皆、自分の都合のために努力しているのですから、どんなに親しい人の心にだって、あなたを犠牲にしてでも幸せになろうとする心根の片鱗がまったく無いという事は決してありえないのです。

 そういう、野心・欲心を抑えて人は善良であろうと努力するものなのです。あなたがその鋭い霊感で人を観察しだしたら、たとえ、お釈迦様、イエスキリスト様ですら、醜い悪人に思えてしまうことでしょう。

 今、私はあなたを親身に心配していますが、その私もまた、妬み、嫉妬、憎しみ、執着の心を人一倍もっているのです。妬み・嫉妬するから負けずに向上しようとし、憎むから悪しきものに近づかず、執着するから最後までやり遂げようとする……悪心を抱いても、自分自身の支配をゆだねることなく、かえって自分の手足として用いるから、あなたがただ私の腹の中を覗き込んだら、吐き気を催すかもしれません。

 あなたが争わず、助け合いの心を忘れず、そして誰にでも精一杯に誠実であろうとするなら、あなたの事は、あなたの背後がきっと守ってくださいます。ですから、人を疑わず、嫌わず、ただ、危険を感じたときはそっと身を引くつもりで人々と生きてください。

 あなたが人の過ちを見つけたとしても、批判や否定で正すのではなく、ただ、自分が信じる正しいものを提示するつもりで正しましょう。人にはそれぞれ立場があります。あなたはご自分の鋭さゆえに、人も、自分も傷つけないように注意しましょう。


オリジナルは2002年08月21日に作成されました

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