殺伐とした世


 人の世に殺伐としたものを感じる。無理もないことである。人は己の理解できる範囲で物事を考え、理解できる範囲で解決しようとするもの……他を理解しない者が、自分だけの好都合で努力をすればお互いに住みづらい世の中になっていく。

 今の世の中、学校で多くを学ぶ、科学、数学、外語学、だが肝心の自分を学ぶ機会はなかなか持てぬ。親も教師も子供が萎縮するまで叱りつけて、善悪の違いを考えるいとまを与えぬ。反省を強いるのではなく、禽獣《けだもの》に芸を教えるがごときを躾《しつけ》と呼ぶ。

 物事がうまく行かぬなら、どうすればいいのかを考えねばならぬ。だが、世の中の仕組みは、うまく行かぬ者をだめといい、うまく行く者だけを大事にする。世の仕組みはまるで悪人を生み出すために働いているように見える。

(2004年6月29日)


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