予言について


……予言に関する原稿を書こうとした時に、突然盧氏からメッセージを得ました。……

Q 『予言について』

 不安が人を不明(盲目)にする――人はなぜ、予言を信じるのか……不安を紛らわせるためである。

何ゆえ予言が悪いのか……現実に対して人を盲目にするからである。

Q 『予言はありえないのか?』

 不要である――私は予言を知らぬ。そのようなものが必要とも思わぬ。高級霊が人類を導くために故意にその智慧を示す事は考えられぬ事は無い。だが、現代に予言は不要である。むしろ悪しき物といって良い。

 人々の霊的向上を目指すのであれば、大切な事は人類の自主性を尊重する事である。霊界が為すべき事は、親愛の情を示す事であり、包容力を示す事であり、決して甘やかせる事ではない。

 今、「予言」という言葉を聞いて、一体誰が振り向くのか。安易な手段で豊かさを得ようとする者、自己の地位の向上を測ろうとする者……ただの好奇心の場合もあるが、予言が果たして、いかなる霊的向上の助けになるのか。努力には関心のない者、努力とは縁のない者ばかりが盛んに予言に吸い寄せられる。

 かつて霊界は、人々の精神性への回帰を促すために大規模な働きかけを行ったという。その結果に何を得たのか。

 熱心な探求者……しかり。 だがそれだけではない。

……霊界のプロジェクトの成果について反論が合った。『決して無益では無かった』と……

 強引な方法は必ず反動を引き起こすものである。人類の物質的文化の劇的な向上は遥かな過去よりわかっていた事である。それに対してもっと緩やかに自然な形での働きかけが出来なかったのか。

 確かに急速な生活環境の変化は多くの人々を惑わせた。だが、その迷いこそが人々にとって苦悩の原因だと気がついた多くの人々は、自ら進んで仏家の思想に帰依した。果たして死者達は、生きている者達に叡智を授ける必要があったのか?

 それは先見性の足りぬ景教(キリスト教)の都合によるものであろう。

Q 『私個人は、スピリチュアリズム運動そのものは理解しても、あまり有意義とは思えない結果を数多く見ている。だが、果たして日本人にとってスピリチュアリズム運動は無駄な事だろうか』

 私は心霊思想の普及に価値を見出す者である。だからこそ、この霊界通信に手を貸した。だがひつとだけ釘を差さねばなるまい。

 己の善良さのみを杖とせよ。他(霊界)の援助を担保として物事を安受け合いするな。多くの仏家は、仏の加護を口にして人々を信頼を騙し獲た。偽善である。あなたが人々に与え得るのはあなたの持ち物だけである。仏家2500年の過ちを繰り返してはならぬ。

 他者の叡智にわが身の運命を預けてはならぬ。それは自身の放棄であり、何らあなたの霊的向上には結びつかぬ。自らの叡智に、自らの運命を委ねてこそ、その困難があなたの向上につながるのである。

 予言……くだらぬ。霊的助言……くだらぬ。自覚せよ。あなたの努力なくして、あなたはいかなる生き方が出来るのか。努力の方法がわからぬからと言つて他者に己の運命を委ねるな。それは自分を棄てる事に繋がる。我が身、我が運命を捨て去る者が、いかなる助けを得ると言うのか。いかなる助けを得られたとしても、自らを棄てたものが、自覚を得る事はないのである。

 人生をはかなみ、不満を口にする。自身の価値を見失った者が,いかなる存在に大切にされるというのか。自分の価値さえも知る事の出来ぬ愚か者に、誰が価値を見出すと言うのか。助けを求める者は救われよう。だが、自らの不満に溺れる者が誰に救われるというのであろう。

 人智を超えた「神」なるものがいるとせよ、己の価値を知らぬ者がその道具に用いられる事はあり得ぬ事である。私は予言を知らぬが、己の価値を知らずに大事を為した例も知らぬ。そも、他人の誰よりも身近な自分を知る事の無い愚か者が、一体誰を知るのか。誰に自分を知ってもらうというのか。

 霊界の叡智で救われうる者などおらぬ。いるのはただ、霊界の叡智等を利用して自らを救う者だけである。自らを救わぬ者は、いかなる救いもその魂に届く事が無いのである。

(2003年1月2日)


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