霊媒の義務
Q 『霊媒に対して人々は様々な期待を抱いています。霊界と人々との間に入って、私たちは何を心掛けるべきでしょう?』
この回答は盧氏以外から回答がありました。セリフ中に括弧で括ったのはニュアンスとして受け取った部分です。……
品良く、そして丁寧に、深々と頭を下げる男性の霊が見えます。
A 「あなたは、天(不可知なもの全般)に対しては謙虚に、人(他)に対しては親切に生きるべきです。」
Q 『……?(質問の趣旨とは異なる回答に戸惑う)』
A 「あなたはただ、天に対しては謙虚に、人に対しては親切に生きるべきです。そして、人々に何かを求められたら、『あなたは天に対しては謙虚に、人に対しては親切であるように勤めなさい』と、答えればよろしいのです。皆が天に対して謙虚であれば、世に不安が広がる事も無く、皆が人に対して親切であれば、世の中の憎しみが減っていきます。」
Q 『あっ……!』
A 「私が見ておりますと、あなたが心霊相談を受けて対応に苦慮する人々は、天に無理を言おうとし、自分は親切なつもりでも思慮の浅い人である事が多いのです。ですから、あなたは、霊媒であると気負うことなく、ただ、天に対しては謙虚に、人に対しては親切であるように心掛けるのです。その心掛けがあなたの言動からにじみ出るようになれば、おのずと無理な質問に苦しむ事も減るでしょう。あなたは、
いえ、あなた方は無用な気負いで自ら苦しんでいらっしゃいます。」
同様の問題を、盧氏からも返答いただきました。
Q 『霊媒にとって背後霊団の獲得はとても大切です。霊界の援助、志の賛同者を得る為に心掛けるべきは何でしょうか。』
自覚が大切である――人々の為に働くというのは容易ではない。人の為に働けば、往々に自分の務めがおろそかになる。それは善行とはいえない。善事よりも悪事の方が多いからである。自分の務めを果たしてなお、その余力を人々に向けて初めて善行と呼べる。
その意味で、もしもあなたが人助けを志すなら、確かに多くの霊達の助けを得られよう。だが、それが果たして大切な事であろうか。そうして得た背後霊の意図に埋没して、あなたは自分を見失わずに済むだろうか。
人々の意思と力の焦点になること。それは決して容易な仕事ではない。背後霊団・霊界における心霊作業の協力者を得ることよりも、あなたがその援助を正しく世の中に引き出す事が、本当に大切な事である。
私などが見回したところ、適切な霊媒がいれば顕幽交通に携わりたいと思う霊は多い。問題はこの適切な霊媒という意味である。力を望むものは多い。しかし、その力に押しつぶされない強さを持つ者は少ない。
(2002年12月09日)
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