霊感と霊障

2007年04月12日


霊障に苦しむ人がいるとする。――おそらく、一般の人々が考える対処法は、悪霊・低級霊を取り除くことだろう。ナンセンスだが。

なぜ入り込んだのか? ――心を家にたとえるなら、ドアなり、窓なりが壊れているのである。それを直さなければ、追い出しても一時的な対処、泥棒が入らなくても雨風が素通りする。そして心霊知識の不足している人には思いもよらぬかも知れない……神経質になった人は、風音や雨音も声に聞こえるのである。

もう一点、非常に困ったことがある。ドアや窓が壊れていないのに、風音や雨音に神経質になっている人はどうなるか?――つまり、霊障が無くても霊障を受けていると思い込んでいる人は、除霊では救えないのである。

この事では更に困ったことがある。――何らかの事情で、自分に霊感が備わっていると良いのだけど、と思っている人が、霊障もないのに自分が霊障であると信じた場合である。霊障があるといわれたくて霊媒通いをしたりする。

清潔好きな人でも、その体内には大腸菌などを抱えているのと同様、霊媒が見れば、未浄化霊の若干を引き連れない人は居ない。その様な未浄化霊は大抵の場合、いわば人としての見習いであって、見習いすら持てぬ人は人として飛んでもなく未熟と考える方が良いぐらいだ。……当たり前すぎて、神経質な霊媒からはわざわざ隠されるぐらいである。

・・・・・・・

一度、霊障に苦しむと、霊感が開いたのと同様、それを再び閉じることは非常に困難だ。それは、泳げない人が溺れて泳ぎを覚えているのに似ている。本来誰にでも備わっている霊感が、ただ、発揮するチャンスがなかったために使い方が判らず、結局、交霊できなかったものが、たとえば霊障であろうとも、交霊経験を持つことで、自身の霊障を切っ掛けに霊感の使い方を覚えてしまうのである。

実際の所、霊障に苦しむのと、霊感が開くのとでは、違いはただ憑依・通信相手の霊の格の違いでしかない。つまり、迷惑な霊と有益な霊との違いだ。

だからこそ、職業霊媒は訓練で後継者を育てることも出来るし、霊媒の友人。知人に霊感が開くのも同様である。だが、一度泳ぎを覚えた人に、忘れろというのが無理なのと同様、霊感が開けば否応もなく、霊との交通が始まる。その新米霊媒の霊格が充分に高ければともかく、悪霊・低級霊しか懸ってこなければどうなるか、ということである。

そう、大きな問題が、その開けた霊感の通信相手の霊格である。優良な相手で無ければ霊感が開くのは地獄のフタが開くのと同じである。霊感を開くつもりで、霊障を受けては意味がない。――いや、そんな状況があり得ることを知らない人が多すぎる。

心霊知識を真面目に学ぶ人ほど、霊感を得ることの危険と難しさを考える。そして、自身の霊感を知るものはどうすればよいかを考えるが、おそらくまともな選択肢は、ちゃんとした霊媒になることだけであろう。だが、安易に霊感を欲しがる人はいつまでも夢を見続けるか、さもなくば、現実の厳しさを知ることになる。

結局……何を求めるかではなく、誰が、いかなる存在が、あなたに応じるか、なのである。多くを期待すべきでない。何となれば、あなたがそれに相応しい人なら、そうなるであろうし、相応しくないなら、努力しても拗らせるだけだからだ。


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