霊界言語は訳しにくい

2007年03月09日


今、空き時間を縫って、SF小説(宇宙のランデヴー4)を読んでいる。作品中、主人公の夫が、色彩変化を言語代りに使っている宇宙人(そういえば外国人や宇宙人て、なんて自己中心的な表現だろう!)との翻訳機を開発中だ。

その部分を読んでいてピンと来た。(そういえば、ふらりと図書館に立寄り、読み忘れていたこの本に気がついたのも、背後霊の導きだった気もする。……脱線だが。)


ステッドの「ジュリアの音信」には、「神は愛なり」という言葉がくどいほど繰返されている。これはまあ、キリスト教的な発言なのだろう。そういえば、我が師も、よくよく「大霊とはすなわち愛だ」と表現していた。

一方、雑誌「心霊と人生」を旧い物から順に読進んでいくと、浅野和三郎氏の神道寄りの思想と、又、マイヤースの「永遠の大道」中に見られる、「神は愛より大なり」というフレーズから、「神は愛なり」という表現を見下す雰囲気が感じ取れる。

で……

つまり、それぞれの意見には立場の違いがあることに気が付いた。というより、霊達のコミュニケーションが、音声言語よりもむしろ色彩通信に似ていることに気が付いたのだ。……リチャードがいうように、飜訳は簡単ではない。

論理的にいうなら、浅野和三郎氏の言説通り、神が愛である筈がない。神が愛であれば、愛が神である事なる。……論理というより屁理屈に思えるが。当然、論理的にいうなら、神は愛より大であろう。

では、霊界にいるジュリアはなぜ、神を愛と表現するのか? 又、我が師はなぜ類似の表現をするのか?……霊界における通信手段において(以下、乱暴ではあるが「霊界言語」と呼ぶ)、「神」という単語と、「愛」(より適切な表現を選ぶなら「慈愛・慈悲」、当然、恋愛感情等は含むべきでなかろう)という単語が、同一もしくは近似であるということだ。さらに突っ込んで解釈すると、霊界での会話は、「神」と「愛」とを区別していない。

これは思い当ることがある。

私自身は、初期の霊感体験以来、いわゆる大霊の存在を信じて、いわゆる地上で神と呼ばれている存在が、ひどくつまらない神の模造品であると感じられるようになった。イヤ、それこそ、私がスピリチュアリストを名のらず、心霊主義者を名のるのと同様の発想で、私は、日本の神々の上位の存在として、大霊や天という表現を用いて区別さえしていた。別に神々を貶したかったわけではない。何より、大霊を尊ぶ気分が私の心中に芽生えたからである。

が、たとえば神道に当てはめても、(神道の)神とは、つまり、愛の化身(安易に使われすぎている言葉だが)、慈愛・慈悲の伝達・実現手段である、というなら、まさしくそうなのだろう。

神の愛を受入れろ、とか、愛せよ、というのは、人間同士の情の流れを想像すると鬱陶しくも思えるが、霊界語的にはもっとあっさりと単純な意味合いに解釈できる。

「神は愛なり」……この高級霊の連絡先は「愛」です。

「神の愛を受入れよ」または「神を愛せ」……高級霊からのメッセージを受信しなさい。

「神は愛なり」というフレーズは、神の正体に関する記述ではなく、通信方法の手がかりなのだ……いや、このような表現は、ありふれていて、品の無いことおびただしいが……だが、上品な表現で誤解するのとどちらがよいか。

・・・・・・・

「何でこんなに苦労するのだろう、『神は愛なり』というが、私はちっとも愛されていない様だ。もしも本当に神が愛なら、私たちはもっと幸せに、イヤせめて、もう少し楽に暮せる事だろうに……」と、信仰に関心を失う人が多くはないか。

一般的な人間の解釈では、「愛」とは「世話」であって、「愛される」とは、「世話を焼かれる」と同義として扱われる。ならば、「神」が「愛」であれば、「神とは人々の世話を焼く存在」となるだろう。こういう誤解は、テレビ番組などで転向した、にわかスピリチュアリストにも多くは無かろうか? 「守護霊とは、人々の世話を焼く存在である」……私にとって、守護霊は私の進むべき道の先導者であるのだが……

「神は愛なり」というフレーズは、大抵の人々にとって、「幸運を座して待つべし」と解釈されている。だが霊界言語の直訳であると解釈すると、意味が大きく違ってくる。積極的に交霊せよ、より高度な霊と波動を合わせて感応せよ……という意味になる。


霊感で感じ取ったことを言葉で表現するのはとても難しい。つくづくそう思う。


 

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