不平不満の思わぬ害

2007年03月08日


精神統一中、ある人物の顔が思い浮かぶ。……『いけないな』と感じる。不平不満が多い。

なるほど物質世界で暮らしていれば、あれこれ不足が生じるのはやむをえない。……当然、人は大なり小なりの不平不満をいくつも抱えることになる。不平不満を意識しない人はなるほど多いし、不足に気がつかない幸せな人もいるだろうが、未来を確信して不満を抱かぬ人を、残念な事に見た事がない。むろん、他人の未熟さを嘆くよりも自分の未熟さこそ克服すべきだが……不満を克服する努力が足りない。

不平不満というマイナス要素を多分に持ちながら、発奮・努力というプラス要素を持たなければ、バランスが崩れ、運命が暗転する。

俗な表現をするなら、「不平不満」という一種の誘蛾灯を煌々と灯して、低級霊・悪霊を呼び集めているようなものだ。いや、それもまた個々人の自由である。ただ、感応障害(低級霊を感じて辛い)のでなければ。

一方で低級霊を呼び寄せながら、それを除霊してくれ、と願うのはナンセンスである。……ナンセンスとはつまり、単にうまく行かないというだけでなく、そんな身勝手な要望で他を煩わされれば、相手はあなたの事を、友好的な相手から、迷惑な相手に分類を変更してしまうだろう。

欠点が、己の手の中にある……他に助けを求めずに解決できる範囲であれば、他がとやかく言う問題でもない。だが、他に助けを求めるならば、せめてその間はわが身を慎むのが本筋だ。さもなければ、助けに来た人や霊にも迷惑をかけるであろう。

そもそも、感応障害に苦しむ事すら、奇天烈な事である。(いや、私も経験者ではあるが)、たとえるなら、家を留守にするから不法居住者が住み着くのだ。それを追い出したらどうなるか? 空き家で電気が煌々とついていたら、多くの宿無しから狙われる事であろう。一人追い出せば、三人入り込み、三人追い出せば十人住み着くことになっても、なんら不思議はない。……というより、なまじ、霊障対策イコール除霊/浄霊 という先入観を持っている人ほど事態を拗らせる。

そもそも、守護霊がちゃんと庇護者(あなた)を管理していれば霊障などにあう事もない。前世や家系にまつわる、いわゆる因縁であれば進級課題としての苦労もあるかもしれないが、少なくとも事故的霊障は、守護霊の不在なくして、起こるはずがない。


守護霊の不在、と聞いて、「なに! 私の守護霊は何をしているのだ!!」と、腹が立つ霊障被害者もいるだろうが――誰のせいで不在であるのかを、まず考えたほうが良いだろう。

あなたが生まれてくる前に準備された軌道(レール)に従うのであれば、あえて守護霊が出かける必要もない。だが、あなたが、分相応に満足できないのであれば、チャンスを獲得するために、守護霊は進んで他の守護霊やさらにその上部の霊たちと交渉に当たらざるを得ない。

つまり、あなたが将来に不満を抱くから、守護霊が出かけ、守護霊が出かけるから、あなたの守りがおろそかになるのである。……せめてあなたが、守護霊不在の状況を慎み、耐えるならば、あなたの守護霊は何らかの運命打開策を獲得して戻ってくるかもしれない。だが、大抵の人は、将来にも不満を持ち、現状にも耐えられずで、結局、守護霊の力・問題解決力を生かさず、無駄にして、ただ、自分の不平不満を温めるだけで生きることになる。(あなたが、「こんな将来は死んでも嫌だ」と、泣き喚いているのに)

強く願えば守護霊が叶えてくれると信じている人は多い。――決して間違いではないのだが、守護霊に願望成就を託したら、いったい、あなたの背後は誰が守るのであろう?

あなたは、自らの願望と、己の安全とのどちらが大切なのか?――もしも適うのであれば、安全よりも願望のほうを優先する人は多いだろうが……また、あなたの守護霊が、あなたに誠心誠意、奉仕する覚悟があるとしても――他者の守護霊等は、あなたの身勝手で、不毛な願望の成就のために、自らの庇護者のチャンスを譲ったりするだろうか?……叶わない願いであっても、あなたは自分の安全を犠牲にしはしないか?

表現を変えて整理しよう。――大抵の場合、誰かの勝利は、誰かの敗北である。あなたは実力で得られぬ勝利のために、自分の守護霊の助けを借りたとする。……では、相手には守護霊がいないのか? そして果たして、自分の守護霊は相手よりも強いのか。……自他の実力の差とは、もしかしたら、その守護霊の力量の差ではないのか?

一得一失――守護霊を安易にお使いに出すと、本来業務がおろそかになって、思わぬ被害に会うものだ。本来の守護霊との共存法……祖霊等と守護霊とをあわせて背後霊などと呼ぶが、あなたは守護霊等(いわゆる背後霊)を、自分の霊的背後の守りに活用するか、それとも成就の可能性不明の願望実現に利用するか、どちらだろうか?

あえてリスクを選ぶのは大抵の場合、勝算よりもむしろ、危険性の認識不足だ。――だからこそ、パチンコ屋などのギャンブル産業が多大な利益を得る。……儲ける人よりも損をする人が多くなければ、ギャンブル産業が稼げるはずもない。


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