2007年01月04日


ここ数年来、一月三日は川崎の某所にお参りするのが年中行事となっている。そのお堂の近所には私の霊感を知る、母の知人が住んでいて、その家に立ち寄るのも私の年中行事の一つとなっている。

このご婦人はかなりの世話焼きでお嬢さんは過干渉に飽きていささか反抗的な態度であったらしい。

ご婦人曰く、「外面はよいのだけど……」そして、反抗的な娘に一言注意してくれ、といわれて私は瞑目、精神統一して助言を求めた。と、どうも問題があるのは前述の、母親の過干渉の方であってお嬢さんの側には二次的な非しかない。端的にいえば、人生の分岐点で、わざわざ、しかも無意識に母親に心配を掛けるような選択を重ねているのだ。

だから私はお嬢さんに指摘した。「お母様の態度は癖であるから仕方がない。真に受ける必要もない。それよりもあなたにとって大切なのは人生に取り組むことだ。お母様への反抗心で人生を決めたら、それはお母様にとって不本意であってもお母様が選んだ人生ではないか。あなたらしく生きなければ」

昨年の夏に、このお嬢さんと会ったときには、結婚を考えている男性がいるとかで、母娘二人から質問攻めにあって辟易としたが、その後の交際も順調で、結婚後の仕事も決まったとか。

今日のご婦人(お母様)の話では、以前は、「一生結婚しない」と言い張り、料理を覚えるわけでもなかったのに、今は積極的に料理の勉強をしているとか。母娘のいさかいは無くなったわけではないが(世話好きで、世話をしないと寂しくなる二人のこと、いさかいが無くなるはずもない)、時には共感することも増えて新たなる母娘関係に発展したらしい。

でもやはり心配したいのが母心、というか、このご婦人の趣味らしい。

年下の男性では頼りなくて……包容力のない男性はいくら歳をとっても役に立ちません。邪魔なだけです。

もうちょっと稼ぎの良い人が良いのだけど……大丈夫、お嬢さんの方が稼げます。しかも、この男性は妻が稼いでも腐らない希有な人です。

身体も弱そうだし……お二人とも大病の気がありますが、死の気はなく、いずれ二人があなたを看取ってくれます。大病は身体の労り方を天から教えられる良い機会ですから、入院するようなことがあっても心配せずにただ励ましてあげてください。

姑は病気がちだし……若いうちに看取ることが出来れば老後が楽です。お嬢さんは幸運な老後を迎えられますよ。

やっぱり良く見つけてきたと娘を褒めるべきなのかしら……そう、それに亡くなったご主人が彼の世から導いてくれたのでしょう。(ここは霊査ではなく単なる合いの手、イヤ別に嘘というわけでもない)

といわれてご婦人はニンマリ……

そして、背後から本題が告げられる。

『以前のお嬢さんは、他者への対抗心で物事を決めていたから、労多くて益の少ない生き方をしていましたね。でも、今ではすっかり、その対抗心を人生に向けています。他人と競い、争うよりも、自分の人生を創造していくことに歓びを見出しているのですから、幸せです。苦労が全部、実になりますから心配はいりません。お嬢さんの生き方に口を挟むのではなく、家事・料理や、子育ての方法に口出しをされて、一緒に生きることを楽しまれたらいかがですか?』

さて、私がイヤに親切に助言をすることに不可思議な感を抱かれた方もいるだろう。が、タネを明かせば、相応す、なのである。つまり、お嬢さんが霊査に素直であるし、ヒントに過ぎぬ霊査をしっかりと人生に活かして活学しているから、お嬢さんの祖先の霊等が助言を楽しんでいるのだ。むろん、霊媒である私だって、一々突っかかられるよりもしっかり聞いてくれる人を相手にする方が楽しくないはずがない。

それ等を振り返るとしみじみと感じ入るのが「貯金の善し悪し」であろう。つまり、この家のお嬢さんは本来、信仰に対する依存心が無かったために、祖先の霊等の力が無駄にならなかった……一方、心霊に関心の強い人が良くやる間違いは、みだりに霊をあてにして霊等の力を無駄にしやすいのだ。つまり、銀行口座に頻繁に金を出し入れして取扱手数料で赤字となるが如しである。

「良いご先祖様をお持ちですねぇ」といったところで、ご婦人に否定された。

「いえ、私や姉は苦労続きでしたから、前世で悪いことをしたか、祖先が悪いことをしたかとばかり思っています。」

……違うんです。頭で考えすぎるから、せっかくのチャンスが生かせなかっただけなのです。そして子孫が頭で考えすぎるということは、ご先祖も頭の良い方が多かった、ということでチャンスさえ巧く噛み合えば実に頼りになるご先祖様なのですよ、……と私は熱く語ったのだが、信じたかどうか。

世の単純な心霊理論の影響か、どうも人々は加護の強さと、守護霊・祖霊の強さが単純に比例していると考えがちだが、本当に重要なのは効率である。そもそも助言なんて、当事者の理解力を越える事は出来ないのだから。で、自分の理解力を棚に上げて、祖先の守りが薄いとなじる人の何と多いことか、と思う。

力を生かし切れないのに、力を欲しがる。……それでも力が欲しいと思うのは、つまり……判らない人には死んでも分らない話だ。


コメントをどうぞ

コメントを投稿するにはログインしてください。

お知らせBy老神いさお。

・スマートホン
iPhone/Androidで閲覧時に、最適化したページが表示出来るようになりました。よろしければ、ご感想をお寄せ下さい。

・サイト再構築中
移行途中のデータが時折、トップページに掲載されますが、編集作業の都合ですので、今しばらくご容赦ください。旧作については、本文右上に日付が記載されます。

・ページ更新
 現在:1056㌻
 復旧予定: 残り480㌻位・・・

老研カレンダー
6月 2019
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
7月 2019
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031EC
老研イベントリスト
  • No events.
みにみにぶろぐ
  • ・原発全廃
  • ・その後悔の帳尻が合う生き方をしているか?
  • ・我が国だけが原子力を全廃しても、隣国が原子力発電を推進すれば、危険性は無くならない。
  • ・生きるとは生むことである。
  • ・いろいろなる不平不満はあるだろう。だが人は歩んでいる。
  • ・与えられる事を当たり前に思っている者が飢える。
  • ・なぜ、争うのだろう? 事態はただ現実への妥協を求めているだけなのに。
  • ・ 見せられると信じたくなる
  • ・豊かな者は足りぬものに気が付かず、知りたる者は、知らざることに気が付かぬ。……
  • ・ 心に不満が生じるのは、あなたが焦っている証。もう少しゆっくりと生きなさい。

More »

サイト内検索
アーカイブ
サブ・サイト