家移り

2006年10月20日


家移り……つまり引っ越しの話題が二件ほど出た。

家、というのは、人が日常必要とする最大のハードウエアだろう。だが、ハードウエアは、ソフトウエアを生かすために存在する。つまり、ライフスタイル(ソフトウエア)があって、それを最大限に生かすべく、選ぶのが家である。これは、購入、賃貸を問わずに当て嵌まる。

さて、肝腎な相談事である。

A、ライフスタイルが確立しないうちに、ハードウエア(家)を決めてしまうと、家に合わせて、ライフスタイルを決めることになるが、それでよいのか?……確かに、それも一つの選択肢である。これがたとえば、先方の親が結婚を機に家を建ててくれるなどという場合は。メリットとデメリットとの間のバランスは取れているだろう。なにせ、家は一生物の買い物なのだから。

だが、新婚生活を楽しみたいが為の転居はどうか?……それはそれ、それも一つの選択であると思う。だが気をつけねばならぬのは、

1,生活感の乏しいカップル……いきなり現実に当って、逃げ場がないと破綻の恐れ有り。

2,相手に任せきりのカップル……よく考えた方が地の利をしめる。後で不公平感が湧かないか?

もう一点。

親との同居問題などが、棚上げ中であれば、それを考慮しないと、結局は落ち着かない。つまり、どのみち一時の仮家にしかならない。だから、どうでも良い(また引っ越すのだから)、とみるか、既成事実を作って交渉を有利にする、とみるか。結局これも、ライフスタイル、というか、将来設計にたどり着く。……将来設計を、将来に任せて、今は今の生活だけを考慮するのも一つの解決策であるが……が、残念ながら帳尻は合うだろう。つまり、どちらにせよめんどくさい。引っ越しの回数か、交渉の回数か。楽に見える方がむしろ苦労が多いと思う方がよい。……何となれば、逃げ腰に本気で付合う者はいないのだから。最終的に一人で全部背負い込むことになる。

住居の問題は、つまるところ毎日のことなのである。もしも不具合があれば、その不具合と毎日対立しなければならない。……ではどうするべきか、という知恵もむろん大切ではあるが、もっとも致命傷になりやすいのは、その毎日のことを軽視して安易に決定してしまうことである。

一人暮らしであれば、話は簡単だが、……二人の問題に一方が不満を抱けば……家相の問題が人生に大きな影響を与えるというのは、家の形や方向がもたらす神秘的な力というより、むしろ、日々の生活、その容器である家に、充分な配慮が出来るか、出来ないかを問われているということなのだ。

……なお、プライベートな領域は割愛する。


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