人は無力じゃない

先日、車を運転中のこと。カーラジオでは、リスナーの投稿が読まれていて・・・

「人は無力なものだから・・・」

実をいえば、なにゆえ、人は無力と言い出したのか、記憶に残っていない。ただ、「人は無力」という言葉だけ、ハッキリ記憶に残り、と同時に、

人は決して無力ではない(この怠惰な奴め!)』と聞こえた。(括弧内はその時に感じた、ニュアンス)

その時は、運転中のことゆえ、帰宅後に改めて聞くことにした。


『人は非力ではある。だが、無力ではない。

『非力であるから、コツコツと務める。何度でも、やり直す。

『今日に間に合わない事なら、前日から準備する。それでも間に合わなければ前々日から、更に前から。

『時として、いや、往々にして、予想外の事柄に、今までの努力を覆される。それでも、生きていればまたやり直す。

『例えば、この度の大災害(311)も、多くの被害が出て、それも、人の過ちから、更に大きな被害をなしたところもある。それをもって人は無力というのか?

『だが、先人の努力が実り、難を逃れた者も決して少なくない。それは必ずしも、巨大な堤防とは限らない。避難訓練や、いざという時の覚悟と決断の結果もあろう。

『なるほど非力な人間では、何も出来ぬうちに、流され、押しつぶされた者も多い。その被害者を無力と呼ぶのか? 無であると、取るに足らぬと言うのか?

『いや、足らなかっただけだ。目の前の現実に、努力が及ばなかっただけであろう。』

・・・・・・・

『この世に、無力な人などない。

『努力が及ばなかった人を、結果だけで詰ってはいけない。

『そして、たとえ非力でも無力ではないのに、力を尽くさず、無力だなどといってはいけない。

『(自ら無力というものは)本当に無力なのか? それとも怠惰なのか、無能なのかどちらだろう?

『力が及ばぬことであれば、百年も前から備えれば良い。人は非力ではあるが、文明は偉大な結果を残してきたのだから。その文明さえも、大自然の脅威の前では、幼稚に思えるとしても・・・幼稚であればなおのこと、人々は努力を続けなくてはならない。』

・・・・・・・

『結果だけを欲しがる者には、その努力こそが苦しみに思えるかもしれない。

『だが、努力なくして成し得た結果はない。たとえ、努力の過程が他者には伺えなかったとしても。

・・・その過程の努力を想像できる者こそが偉大なのかもしれない、が。』

コメントをどうぞ

コメントを投稿するにはログインしてください。

お知らせBy老神いさお。

・スマートホン
iPhone/Androidで閲覧時に、最適化したページが表示出来るようになりました。よろしければ、ご感想をお寄せ下さい。

・サイト再構築中
移行途中のデータが時折、トップページに掲載されますが、編集作業の都合ですので、今しばらくご容赦ください。旧作については、本文右上に日付が記載されます。

・ページ更新
 現在:1056㌻
 復旧予定: 残り480㌻位・・・

老研カレンダー
6月 2019
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
7月 2019
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031EC
老研イベントリスト
  • No events.
みにみにぶろぐ
  • ・原発全廃
  • ・その後悔の帳尻が合う生き方をしているか?
  • ・我が国だけが原子力を全廃しても、隣国が原子力発電を推進すれば、危険性は無くならない。
  • ・生きるとは生むことである。
  • ・いろいろなる不平不満はあるだろう。だが人は歩んでいる。
  • ・与えられる事を当たり前に思っている者が飢える。
  • ・なぜ、争うのだろう? 事態はただ現実への妥協を求めているだけなのに。
  • ・ 見せられると信じたくなる
  • ・豊かな者は足りぬものに気が付かず、知りたる者は、知らざることに気が付かぬ。……
  • ・ 心に不満が生じるのは、あなたが焦っている証。もう少しゆっくりと生きなさい。

More »

サイト内検索
アーカイブ
サブ・サイト