痛みは自分持ち

 霊障絡みの相談が二件ある。

・・・・・・・

 一件は、かなり前から、たびたび相談メールが来る。少なくとも一度は、お断りの旨を返信したが、最近では黙殺している。

 なるほどお苦しみらしいことは文面からも感じる。しかし、私は別段、他者の苦しみを肩代わりしよう、などという、もしかしたら高尚かもしれない志を持ち合わせていないので、自分の苦しみだけを書き連ねたメールには、まったく関心が生じない。

 同情だけで問題が解決するなら、私も同情を寄せはする。が、 痛い辛いは自分持ち、医者の処方した薬が効かないなら、相談すべきは霊能者であるより、医者であるべきだ。

 というわけで、本件の相談に応じる気はない。

・・・・・・・

 もう一件は・・・当初は、離婚危機についての相談で、私もさして精神統一することもなく、「ああ、当事者がのぼせてるな・・・」と思ったので、「あまり深刻にならずに、話しあってみれば?」と、答えておいた。

 するとしばらくして、「自分につきものが憑いたらしい。深酒になり、髪の長い女性の夢をみる。また、配偶者が言うには、自分がうなされている時に、塩をまいたら止まったとの事・・・」と電話があった。その話を聞きいている私の脳裏に映像が見えるので、本件は相談に応じると決めた、

 精神統一して、いろいろ念を込めても手応えがない。もっとも、塩で退散するような、物分りのいい霊であれば、手応えがなくて当然であろう。

 相手は無法者ではない。正当な何かを伝えようとしているだけなのである。それがたとえ、怒りを伴う姿であっても。

 例えば、嫁さんに苦労をかけている男性が、『孫娘を苦しめるなよ!!』と、怒れる祖母(きちんと霊界入りしている人なら、姿は若く見えるはず)の訪問を受ければ、さぞかし、怖い思いをするであろう。・・・そういう理由であれば、その男性の守護霊も拒否することも出来ないし、霊媒・霊能者も除霊は出来ない。とはいえ、塩まで蒔かれたら、プライドもあるだろうから一時、手を引きもする。

 似た様な理由もあり・・・まあ、他にも理由があって、私が相談者に伝えたのは、

 『(当事者に)不平不満が多いと、霊障は解決しない。真の原因は霊というより、現実逃避が霊を呼んでいる感じ。生き方を変えないと。』ということ。

それに対して相手は、

『耳が痛い。不満を言わぬようにします。』であったが・・・それに対してはいまだ返事をしていない。ただ、以心伝心が霊界の理(ことわり)。言わなければ良いというわけではない。とはいえ、婚姻者が往々陥るのは、配偶者に良いところを見せようとして一人で悩むことが、結局、心の重荷になって、離婚への衝動に繋がること。

 または、親に良いところを見せられなくて、老親を虐待したり・・・子供(配偶者)に格好を付けられなくて、子供(配偶者)を虐待して・・・暴力で支配して自分の心の平衡を保ったり・・・というのはもう、心霊相談ではなく、精神的なカウンセリングの対象か。


 霊を感じたから除霊が必要・・・というのは、ごく当たり前の反応かもしれないけれど、出来れば、「己に非がないか?」と思う方がいい。己に非がある場合、まず逃れられないし・・・たとえ一時は逃れられても反動がひどいはずだ。そして、少なくとも私なら、たとえどれだけ哀れな泣き言を連ねても、身代わりで火中の栗は拾わない。

・・・

 では、(自身の)不平不満とはどう付き合うか、という問題は、私が大阪オフ会から戻ってきての話題とします。


 私がかつてやっていた、いまでも気まぐれでやっている、「無料相談」というのは、私が相談料を取らないというだけで、出費皆無で問題が解決する、ということではない。 そもそも、自分の問題を何ら自己犠牲もなく解決してもらえると思うなら、それは大きな勘違いで、今はともかく、いずれは高くつくことになると思う。

 人生は、一得一失。・・・その仕組を出し抜こうとするのは天に唾するのと同じ、結局は我が身に帰ってくるだろう。・・・それは私も同様。心霊をお金に変えないのは、その代わりに失うものを恐れているからだ。

 

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