霊格の判定

 悪縁は断ちがたく、良縁は切れやすい。・・・まず、これを前提に考えてもらいたい。

 身内ならば、馬鹿な子であれ、いや、馬鹿な子ほど大切にする。だが、赤の他人が擦り寄ってくるとしたら何故か。いや別に、「人を見たら泥棒と思え」というのではない。

 子供のいたずらを、その親が見ていない時に周りの大人が叱る、というのは判る。だが、親をさて置いて叱るとしたら、それはそれで問題だ。

審神者《さにわ》

 低級霊をどう見分けるか、を、考えてみたい。

 結論からいえば、あまりにかけ離れた霊を見分けるのは困難である。俗に、何とかは紙一重、であり、いろいろなヒントがあるにしても過信は禁物・・・というより、過信は淘汰の手段であると思うべきだ、それは決して最終試験ではないが、昇進試験ではある。すなわち、過信による失敗は、腰を落ち着けて解決に着手すべきことである。

 また、霊を見分ける手段について、それを霊だけに当てはまると思うべきではない。もしも、私達人間が、霊界通信からその相手の霊格を測らねばならないとしたら、それは事実上、相手の人格を測るに均しい。なにしろ、実力行使があったなら、結果を見ればその霊格が明らかだからだ。

 

実力行使

たとえば、霊感の強い人が、頭痛や、不快感(霊から来ると感じられる)に悩まされていたとする。

「一体、私の守護霊様は何をしているのだろう?(もっと働けよ!)」・・・と思うわけだが。

 だが、立場が違えば利害も異なる。何らかの注意を発したかったり、または、誤った事柄の保証人にはなれないと思われたり。・・・具体的には、守護霊以外との霊界通信、または、守護霊が認めた以外の霊界通信をしているとこういう事が起こる。・・・その結果は関知せず、いや、ここで庇えばさらに悪い方向に行く、と思われるわけだ。

 守護霊が認めた以外の霊界通信(以下「不許可霊信」と表現)の害は大きい。・・・守護霊が無視・・・低級霊が入り放題・・・しかも騙しやすいと思われて・・・集まってきて内輪もめまで始めて・・・収拾が困難になる。

 低級霊を呼び寄せるのは、霊媒、もしくは、霊感の強い人だけではないが、霊感の強い人は悪循環に陥りやすい環境にある。

 

 人格

 ものには言いようがあるはずだ。例えば、緊急性があるなら「ダメ!!」と大声を出すことに躊躇してはいけない。だが、もしも時間があるなら、「ダメ」と相手を否定するより、「こういう方法もいいですよ。」と、代わりに誘導をすることも出来るはず。

 誘導といえば言葉も悪いが、否定よりはましだし、そもそも、人は一般的に否定を拒絶する一方、誘導はやり方次第である。・・・煽てられれば、水火を厭わない人は決して少なくないのだから・・・いや、ただ闇雲におだてろ、というのではない。相手を見て言葉を選ぶことが大切なのだ。

 さらには、受け売り、権威付け、レトリック・・・議論は趣味の一端を担えるかも知れないが、理解できぬからこそ信じるのだ(ゆえにすべての霊を判定できない)、理解できぬのに議論が出来るか? 理解せずに議論するならそれはただの空論である。そして空論を繰り返すのは誰か。古人は、生むより多く費やす者を「穀潰し」と呼ぶ。

 そう、私の手の届かぬ高級霊のことはいざ知らず(実はおもしろいテーマであるけれど)、人(そして霊)の言葉は、創造的な言葉と、消費的な言葉に分けることが出来る。そして、消費的な言葉は語るに値しないのである。

 話題に反して、あえて受け売りを言う。

「噂話は賢者で止まる」・・・見たり聞いたりしたことは、みだりに他者に漏らしてはいけない。それを口にする時には、もう、誰の話でもなく、あなたの話になるのだから。そして人々は、あなたの話を聞いて、あなたの人格を測る。

 霊媒が、霊の話を聞いて、霊格を測るのと同様に。・・・受け売りを言うなら、その結果を甘受する覚悟が必要である。

練習台

 たとえば、霊感の強い人が、自分の得た霊感を第三者に話して鑑定して貰うというのは、むろん自信に繋がるし、大切な練習でもある。・・・さらには、霊感を得ている時というのは往々、一種酩酊状態で、その善し悪しを判断するのが難しいのも事実である。

 難しいからこそ、克服する価値があるし、過ちが多いからこそ、努力の意義もある。

 そもそも、世の人々に霊感のない人はあり得ない・・・もしも霊感が無いなら、その人は死後、何も見えず、何も聞こえず、暗闇に閉ざされて生きるというのか。まあ、そういう境涯の人もあるだろうことは古典的霊界通信に書かれていることでもある。

 誰もが、少なくとも多くが霊感をもっているのに、「霊感が無い」と自称するのはなぜか? ・・・問題は有無ではなく、自分自身が己の霊感を信じるか、どうかにあるのである。それこそ、間違った自信も実力の内であり、それは、自信のなさ故に実力を発揮できずにいる人が多い世の中であればこそ、でたらめが通用するという、心霊の暗部の表れでもある。

 そう。多くの人は、実力があるのに、自信がないからこそ、声援を求めている。それゆえ、声援するだけで何とかなってしまうから、占いが職業として成り立ち、偽霊媒も商売が成り立つのである。それを非科学的と論じる人は間抜けと言うしかない。科学が人々を勇気づけているなら、心霊などと言うあの世のことが、社会の表に出る必要もないのだから。

 そして、声援が必要であればこそ、批判や、体験の裏付けがない受け売りや、単なるレトリックが不毛であると言われ、非生産的であると言われるのである。そして、霊感は有無が問題なのではない。その質が大切なのである。

 

 

 

 

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