たまには長所を論じたいが……

2005年 08月 21日


 欠点の修正法ばかりでは、どうにもつまらない。たまには長所の伸ばし方を扱いたいものだと思っていた。そして今回、憎悪を論じたのだから、出来たら愛でも論じたいな、と思ったが……

『本来、長所というのは人がそれぞれ、自分なりに伸ばすべきことだ。私らが敢て霊界通信という形で、欠点の修正法を伝授するのは、そうすることが人々にとって良いことだからではない。ただ、人々に義務であるところの欠点修正を素早く終わらせて、人生の真意義であるところの、長所の育成に専念して貰いたいからだ。

『欠点の修正は義務ではあるが、なんの報酬もない。やって当たり前で、やらなければ叱責を受ける類のものである。ところが長所の育成は、結果が眼に見え、公私ともに報われる。……これは楽しい。

『嫌なことを終わらせるのには手助けを要し、楽しいことは、始まれば勝手に終わるものなのだ。

『たとえば愛である。人は(己が)愛すべき相手に出会えば、日々の幸せの中、より大きな愛を育てていって危うげがない。そう、人が長所を伸ばす時、人が正しい道のりに乗っているときは、歓びと共に成長が出来るのである。このような時に霊媒の、そして霊界の助けは必要ない。たとえ(人生の)逆風が吹こうとも、手を携えて立ち向かうから自ずと絆が深まる。真に幸せなカップルは、障害さえも歓びに変わるのである。』

……ということは苦しんでいるカップルは正しい伴侶を得ていないと?

『人は変わりうる。今が伴侶でないとしても(適切な役割分担が出来ぬとしても)、永遠に伴侶になり得ぬとはいえぬ。そもそも伴侶とは、同居や結婚の形式的なものには縛られぬ。同じ目的に向かって助け合うのが伴侶である。世の結婚をと見れば、伴侶でないカップルがあまりに多い。相手に依存して、依存することを愛と錯覚し、束縛することを愛情表現と誤解している。

『それは間違った道であり、間違った道は苦しく、そして実りがない。』

……たとえば、別れを促すのも親切なのだろうか?

『不適切な相手と付合っているのであれば、別れを促すのも手助けではあろうが、人は自ら選んだ道でなければ、真に学ぶことは出来ない。つまりは、同じような過ちを繰り返すことになる。一時で比べるなら良い智慧はいくらでも出てくる。だが、長い眼で見れば果たしてどうか?

『人々は、一時の利益だけで進路の善し悪しを比べ、自分の人生は良かった、悪かったと論じる。だが、最後に笑えるのは一体誰か? 死の直前に振り返って、「ああ自分の人生は良かった、自分はよい伴侶に恵まれた……」と誰が思えるのか。自分の我、目先の利益に拘るものは、最後に収拾がつかなくなるものだ。

『なんのことはない。それが人生の仕組みなのだから。

『良い結果は、適切な過程を必要とする。だが人々は過程を選ぶのにあまりに多くのえり好みをする。そのワガママが未来を狭めてしまうことなど誰も見て見ぬ振りをして結果に文句ばかりを言う。そして、一小事ですらワガママで台無しにする人々が、どうして小事の積み重ねである大事を為し得るのだろうか?

『良い結果を出すために伝えたいことは多々ある。だが、いかなる智慧(創業)よりも、無駄を減らす努力こそが、人には有益なのである。』

『欠点の正し方よりも、長所の伸ばし方を論じたいという気持ちも、どうせ読むなら、長所の伸ばし方の方が面白いという気持ちも理解する。だが、欠点をそのままに長所を伸ばしても、人は危ういのだ。危ういことはすみやかに対処すべきなのである。』


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