自己を導く
2005年 03月 24日
霊査事例でも紹介しているとおり、他人に対しては包容力を持って指導出来る人が、自分に対してはなぜか葛藤が止められないという人がいる。……その原因克服のための助言が出来ないところに私の限界が……有り体に言うと私も同病なのだろう。
同病なのだろうということで、私自身も自分自身のコーチングに対して関心を持っている。というわけで、本屋で「コーチングの技術」という本を立ち読みした。で、「叱って指導すると治るよりも嫌いになる」という記述に行き当たって気がついた。
敵意の中では人は身構えるのが普通だ。
そして身構えたら、生長どころではなくなるだろう。
他人を指導できるのに、自分を指導できない……それは被指導者の周囲に包容力の持ち主がどれだけいるかと言うことではないか。で、自分を差し引いてしまうと、一体指導環境はどうなってしまうだろう?
自分だけ、または、心霊主義に関心のある人だけに包容力が具わるとは言わない。だが、周囲を見回すと、包容力の持ち主は決して多くない。包容力どころか、他人を侮辱しなければ自意識が保てないコンプレックスの塊ばかりが目につくのが現実だ。さらに不幸なことに、心霊主義に関心を持つ人の多くは、病的に他人の長所を認めようとする人も多い。つまり、他人の長所を認めてコンプレックスを感じてしまう有様なのだ。
自分の指導は……これじゃうまく行かない。
個人の、そしてあるべきレベルに於いて、霊性向上は大切なテーマかも知れない。だが、現実的なレベルで考えると、他人の霊性向上を邪魔しないことすら難しいのが現実ではないか。天界の高みに登るどころか、悪しき業《カルマ》を増やして意図とは逆に地獄の深みへと引きずられつつあるようだ。