生前墓の管理
06年 01月 15日
Q 「生前墓はどのように管理していけば良いのでしょうか?」
私は墓相等を特に勉強しているわけではありません。一般常識として知っているのは、生前墓は縁起がよいということだけです。…… ので、背後に尋ねてみました。
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墓は家族の中心……といえば、今時の人々は呆れる者も多いだろう。だが、歳を重ね、祖父母を亡くし、父母を送り出す歳になれば、我が身が逝く時のことを想い、残された子供達が、仲良くするだろうか、時には父母を思い出してくれるだろうかと、思い煩うようにもなる。
不安は魔が狙う。特に疑心暗鬼は魔の虜というべきだ。……せめて、我が子と逝く末を話し合えるなら良い。だが、婚期が年々伸びる中、親の不安はなかなか解消出来ずにいる。また、子がないままに生前墓を建てる者もいよう。
そこで、生前墓のめでたきことは、無駄に子を頼ることを辞め、自らの覚悟で、不安や疑心暗鬼を拭おうとする努力である。―― それは魔を遠ざける。
そこで、生前墓の管理で大切なことはといえば、裏表の二点がある。
表の理由はといえば、生前墓といえども、清掃を疎かにしないことだ。……なるほど、その墓には霊はいない。いや、本来墓に霊がいるのが良からぬ事ではあるが、清掃が必要なのは、他家の墓に迷惑を及ぼさぬ為だ。また、墓誌に名が刻まれてはいなくても自家の墓には祖先の霊が様子を見に来る。大切にするが良い。
裏の理由は、せっかく子供に頼らぬ覚悟で用意した生前墓を、また子供に頼る理由に用いぬ事だ。それをするなら、せっかくのめでたき生前墓が、かえって子に禍となってしまう。
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諸々の理由があって言い難きことではあるが、祖先の霊が、供養を求めて子孫を頼るという話が多いが、その多くは誤解と、また、悪しき心根から発しているものだ。それを踏まえて考えねばならない。
誤解や悪しき心根を手本とせぬ事だ。……世に流布する心霊談で、当たり前のように供養を求めて祟り為す霊が紹介されるからといって、それを真似てはならぬ。殺されて資産を奪われるのでもない限り、生きた人に供養を強いたりしてはならない。