嫌いになるな!
05年 03月 30日
好きになれとは言いません。ただ、嫌いにならぬように心がけることです。―― 嫌いだからといってやらなくて良いことならばまだ良いのです。嫌々続ければ、気が滅入ります、気に触ります、そして病になります。
嫌いにならぬように心がけることです。時には間をおき、時には休み、高ぶる感情を鎮めることです。
怨むなとは言いません。ただ、責任転嫁をしないことです。―― 失敗は辛い。そして恥ずかしい。人は往々、痛みよりも恥を耐え難く思います。だから誰かのせいにしたくなり……誰かのせいにする。
それで気持ちが収まる……かも知れません。
ですが、原因が自分にあるのであれば、同じ過ちは何度もあなたに襲いかかります。二度目、三度目、次は一体誰のせいにするのですか?
過ちを繰り返して、でも真の原因が見えない。
それは、あなたの明日が行方不明だということです。ですから、人を怨むなとは言いません。ただ、責任転嫁をしないことです。
……そして、自分を嫌いにならぬことです。
05年 04月 05日
「嫌いになるな!」(2005/3/30)に関して、補足を指示されました。
『「あなたにも嫌いな人が大勢あるでしょう」と、考える読者が大勢います。補足するべきです』
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確かに私にも嫌いな物、嫌いな人がいます。しかし私は、嫌《いや》だからと嫌《きら》いません。私が嫌うのは、嫌だといっているのにしつこい相手です。
いくら私が、嫌いにならぬように心掛け、時には間をおき、時には休み、高ぶる感情を鎮めようとしても、相手の思慮や配慮が足りなければ意味をなしません。
間を開ければ詮索し、心を静めようとするとうるさく労り、嫌だとほのめかしても気がつかず、嫌だといっても聞きもせず、無視すればなおしつこく、罵声を浴びせると逆上して帰って突っかかってくるのでは嫌いにもなります。
「あなたとは相性が悪い」「もっと信頼できる相手を探してはどうか」……これらは、私がやんわり相談を断る常套句ですが、今までこれで察して引き下がった人がいません。その上滑稽なことに、相談を断る前に諦めてしまう人の何と多いことでしょう!
私は人を嫌わぬ努力をしていますし、嫌われない努力もしています。――しかし、相手が無頓着では努力は報われないし、往々、私の努力を悪用する人がいるので困ります。
欠点もまた嫌なことの一つではあります。しかし、私は欠点を嫌うのではなく、欠点を直さぬ人、開き直る人を嫌います。