会社を辞めたい

 内容は例によってご紹介できませんが、返信部分の抜粋をご紹介いたします。


……以前の会社勤めの苦労など……

 企業はそうまで人を追いつめても、業績を伸ばそうとするのです。たとえば、本来、草食性の牛に肉骨粉を与えて狂牛病を起こしたり、養殖の魚はナフタリン(ホルムアルデヒド)付け、豚は抗生物質付け、すべからず、家畜は成長ホルモン漬け……ね、世の中に食料問題が絶えないわけです。

 企業が利潤追求のために無理をするのはむしろ当たり前、たとえあなたがあらがっても、社会の大波は人を家畜化します。でも、仕事に縛られても、心まで家畜として差し出す必要はありません。世の中は確かに悪いが、悪い中にも幸せに暮らす工夫を絶やすべきではありませんよ。


……辞める時に悪態をついた人から又働いてくれと頼まれた……

 あなたの働きぶりを見て不満があったとしても、あなたほど働ける人は珍しい。そういう大事なことを、あなたがいなくなるまで分からぬところに、人を見る目のなさが伺えますね。幸運は去ってから後悔しても遅いのですよ。それはあなたにも当てはまることです。自分が手にしている幸せの価値をしっかり知らないと、大事にせずに失ってしまいます。大事なものなら、大事に扱わねばならないのに、なくして大騒ぎする……そんな愚か者に、誰が良いものを与えましょうか?

 子供の頃、親におねだりするのにも、「大事にするから!」と約束して買ってもらったものですよね。でも、人はそれを簡単に忘れます。ものを大事に出来ない子供に高価なおもちゃを買ってやれるのは金持ちだけですからね。人も物も、大事にすればこそ、次々と与えられるのですよ。チャンスも、また、手に入れたものも、おろそかにしないことです。


……自分から縁を切るのは苦手で……

 悪縁は結びやすく、断ちがたい。
 良縁は結びにくく、切れやすい。

 たとえ自分の欠点に気がつかぬ愚者であっても、数少ないチャンスを逃さぬ程度の知恵は心得ているものです。だから、ろくでもない奴ほど縁に執着します。

 それに対して、善良で努力家だった人は、チャンスに恵まれて、一つ一つに拘る必要を感じません。それ故に、善い人ほど縁が切れやすく、悪い奴ほど縁が切れにくいのは、その人が持つ可能性の大小でもあるのです。

 人の気を引くために嫌うそぶりをする等という姑息な手がありますが、そういう手に引っかかって、引き留めてくれるのはろくでもない相手だけなのです。大事にすべき人ほど立ち去るのは早いものだから、大切な人は大事に扱わねばなりません。


……子供が元気すぎて心配、神社で祈祷して貰おうか……

 危険なことをするのは元気すぎるからか、または、親の気、大人の気を引きたいのか。それを見極めてください。

 子供に向かって、「あなたはもう大人なんだから……」と言うのは、大人が子供を利用するための嘘ですよ。世話を焼いてもらいたがる内はたとえ60歳になっても子供なんです。反対に、誰かの世話を焼きたがるようになれば10歳でも大人なんです。見てくれにだまされないようにしてください。

 また、あなたがお子さんを心配して安全祈願をするというなら、それは間違いです。心配というのは不安から生じ、不安というのは知らないから生じることです。あなたが、お子さんをよくよく理解できたなら不安はだいぶ減るでしょう。となれば、祈るべきは安全よりもむしろ、「親子が善く理解し合えますように」であるべきでしょう。その事は別な問題の解答でもあります。あなたもまた、あなたの親とよく理解し合えていませんね。そして、あなたは「所詮親子は理解し合えぬ」と偏見を抱いてはいませんか。


……苦難が和らいで、神様にお礼も言わないと……

 事実を追いかけて終わりにしないことです。今まであなたは苦しみの中にいて気がつかなかったかもしれませんが、痛みには原因があり、原因を取り除かなければ痛みが消えないのならば、問題にすべきは痛みよりも原因なのです。

 今あなたは痛み止めが効いてきたところです。今度こそ本当に治療に専念しなければあなたの人生に痛みが必ずつきまといます。

 楽にしてくれるのが神様と思ってはいけません。治してくれるのが神様と思うべきです。今、一息つけたのは、あなたが幸せを感じるためではなく、あなたが幸せを考えるため、いや幸せになるための方法を考えるためなのです。むろん、その事はあなたも充分気がついていらっしゃいますが、同時に油断も見受けられます。今まで必死に答えを探してきたのに、今では、このままでもいいかな……という気がしている。多少、ゆとりを楽しむのも良いのですが、冬きたらば春遠からず……しかし、春の次は夏、夏の次には秋、秋の次には冬が来るのです。

 楽しめる時に楽しむのは構いません。でも、油断はしないことです。為すべき事を為すべき時にやらなければ、残りの時を後悔で埋めなければならないからです。


2004年 06月 30日

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